千葉大学
微粒子や細胞の連続的分離手法の開発
ある集団の中から特定の細胞や粒子を選抜あるいは除去する技術は,疾患治療の診断や再生医療,生化学研究分野,精密機械工業などにおいて必要不可欠な技術である。我々は,マイクロ流体デバイスを用い,微粒子や細胞をサイズまたは表面マーカーを利用して簡便かつ連続的に分離する新規手法の開発を行っている。
研究者:大学院工学研究科 関 実 教授
キーワード:がんなどの疾患診断医療、血液細胞分離、幹細胞生物学(ES/iPS細胞の純化)、単分散微粒子の調製(カラム充填剤など)
技術資料千葉大学
球状・繊維状タンパク質材料の作製と応用
1.任意の割合で三次元細胞培養系に導入可能な微小細胞外基質材料を簡便に作製可能。2.細胞外基質成分を細胞に接触した培養系で,細胞機能を長期にわたって維持できる。
研究者:大学院工学研究科 山田 真澄 准教授
キーワード:創薬スクリーニング、細胞生物学的研究、再生医療、三次元細胞培養、肝細胞培養
技術資料千葉大学
高齢者の認知機能低下のリスクを減らす会話支援技術の開発
1.加齢劣化認知症と認知機能低下を知能ロボティクスの観点から解決する。2.人間を情報処理機械ととらえ、情報の入出力・処理・保存を支援する。
研究者:大学院工学研究科 大武 美保子 准教授
キーワード:認知症予防サービス、音声認識技術の応用、グループ会話支援、軽度認知障害者対象の臨床研究
技術資料千葉大学
プロセストモグラフィ法による血液中の血栓のリアルタイム可視化計測
血液中の血栓をリアルタイムで計測できれば、人工心臓を使用する患者の負担を軽減することができる。また、マイクロ流路内における特異細胞の振舞いを可視化できれば、細胞移植医療分野へ貢献することができる。このような固体と液体が混合した流れをプロセス・トモグラフィー法(PT法)を用いて断面濃度を可視化することを目的とする。
研究者:大学院工学研究科 武居 昌宏 教授
キーワード:血液透析、人工心肺、体外循環分野、血栓の可視化、リアルタイム血栓検出装置
技術資料千葉大学
「進化」を使い、従来不可能であった、分子デバイスの開発
タンパク質からなる様々な分子素子の開発を行っている。タンパク質は,分子認識素子(センサ)としても,酵素(触媒)としても,そして構造材(ナノ材料)としても,高い性能と多様性を持っている。このタンパク質機能を自由に改造あるいは創出し,いままで不可能であった数々の化学プロセスを実現することを目標としている。
研究者:大学院融合科学研究科 梅野 太輔 准教授
キーワード:生体高分子を素材とした分子デバイス製品、酵素剤、栄養剤、バイオセンサ、香水
技術資料千葉大学
失語症者向け言語訓練ロボットの研究開発 ~ いつも身近に言語聴覚士を
国内に50万人いると言われている失語症者に、言語聴覚ロボットとして日常的・継続的な言語訓練環境を提供し言語機能の回復を実現すると共に、家族間のコミュニケーションを支援する。
研究者:大学院融合科学研究科 黒岩 眞吾 教授
キーワード:失語症、言語機能回復
技術資料千葉大学
アミノサリチルアルジミン配位子を金属に配位させた触媒
広範囲な“ヨード環化体” の合成。特に様々な原料からの合成に使え、生成した“ヨード環化体” の純度が高い。
研究者:大学院理学研究科 荒井 孝義 教授
キーワード:医薬・農薬等の中間体として有用な“ヨード環化体”の合成用触媒
技術資料千葉大学
光学活性ピロリジン触媒
本技術の光学活性ピロリジン触媒は、エナミン部位との反応点が遠い反応でも不斉合成が容易で、汎用性が高い触媒である。
研究者:大学院理学研究科 森山克 彦 助教
キーワード:医薬、農薬、香料、生理活性を示す複雑な有機化合物を合成するための触媒
技術資料千葉大学
シンナムアルデヒドを用いたインフルエンザ予防用マスク、インフルエンザ予防方法及び該予防装置
インフルエンザウイルスの予防に必要なシンナムアルデヒドの空気中の濃度範囲の設定及び咳濃度範囲を基にしたシンナムアルデヒドを用いたインフルエンザ予防方法及び該予防装置を提供します。
研究者:大学院医学研究院 並木 隆雄 准教授
キーワード:シナモン抽出物、シンナムアルデヒド
インフォグラフィックス農研機構
ブタリゾチームを含有する抗菌シルク
ブタリゾチーム遺伝子をカイコ絹糸腺で発現し、絹糸のセリシン層にブタリゾチームを多量に蓄積する抗菌シルクを開発しました。含有量は繭1個で1mgに達します。
研究者:土屋佳紀(動物衛生研究部門)
キーワード:リゾチーム、カイコ、遺伝子組換え
技術資料農研機構
外線照射に起因する皮膚障害に対する芳香族ピルビン酸の防御効果
紫外線β波(280-315nm)は皮膚に作用し炎症反応を引き起こし、皮膚に障害を与えます。本研究は芳香族アミノ酸(フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン)の代謝物である芳香族ピルビン酸(フェニルピルビン酸、ヒドロキシフェニルピルビン酸、インドールピルビン酸)について、紫外線β波照射により引き起こされる皮膚障害に対する防御効果を検証したものです。
研究者:畜産研究部門
キーワード:紫外線β波、芳香族ピルビン酸
インフォグラフィックス北海道大学
バイオ材料で作ったマイクロ・ナノパターン
コラーゲンやキトサンなど典型的なバイオ材料や歯科材料を用いて、生体構造を模倣したマイクロ・ナノパターンを作製しています。パターン形状や材質の種類により大幅な細胞機能向上へと繋がります。新しい可能性を追求しながら細胞培養ツールや歯周組織再生への応用を目指しています。
研究者:歯学研究科 准教授 赤坂司
キーワード:マイクロ・ナノパターン、ナノインプリント、バイオマテリアル
技術資料北海道大学
ポリフェノールによる水の凍結抑制
一部のポリフェノールが氷核物質と共存すると、氷核活性を抑制して結果的に過冷却状態を維持します。この凍結抑制効果(過冷却促進活性)のメカニズムの解明やいろいろな条件下での凍結防止を試みています。
研究者:農学研究院 准教授 荒川 圭太
キーワード:過冷却促進ポリフェノール、 抗氷核活性、 凍結抑制
技術資料北海道大学
一倍体性が動物個体発生に及ぼす影響の理解
ゲノムを1 セットしか持たない一倍体状態が動物個体発生に重篤な障害をもたらす仕組みを解明し、遺伝子工学や品種改良に利用可能な一倍体個体作成技術の確立を目指す。
研究者:創成研究機構 特任助教 上原亮太
キーワード:一倍体、倍数性、細胞分裂
技術資料北海道大学
粘着性ゲルの口腔内装置への応用
歯科で用いられる口腔内装置はクラスプなどの維持装置で歯に維持を求めている。本研究ではポリカーボネートフレームの皮膚や粘膜面側にPCDME ゲルなどの粘着性ゲルを接着させた口腔内床装置(口蓋閉鎖床など)を試作し、開発に取り組んでいる。
研究者:北海道大学病院 講師 金子知生
キーワード:粘着性ゲル、歯科用床材料、口腔内床装置
技術資料北海道大学
免疫・癌細胞の機能制御剤およびバイオマーカー
生体の免疫状態、特に樹状細胞の機能を調節、または癌細胞の増殖を制御することができるmicroRNA を提供します。核酸医薬として癌患者の治療に、また血清のmicroRNA を解析することで、被験者一人ひとりの免疫体質を評価・判定する新たなバイオマーカーとしても期待されます。
研究者:遺伝子病制御研究所 准教授 北村秀光
キーワード:マイクロRNA、血清バイオマーカー、免疫体質診断
技術資料北海道大学
新規骨格筋治療による健康寿命延伸
加齢・老化や糖尿病を代表とする慢性疾患患者は、運動能力や生活の質が著しく低下しますが、これらに対する特異的かつ有効な治療は確立していません。運動能力の低下は、骨格筋ミトコンドリア機能低下および筋萎縮が主要因であり、ミトコンドリアを標的とした薬物・自然化合物による新規治療開発を目指しています。
研究者:医学研究院 講師 絹川真太郎
キーワード:運動、骨格筋、ミトコンドリア
技術資料