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筑波技術大学遷音速銀河風モデルの理論的研究
銀河風は、銀河内の星間ガス量の調整を通じて星形成を司り、また、恒星内の核融合で生まれ、超新星爆発で星間空間に放出された重元素を銀河間空間にまで運び出す媒体として、銀河や宇宙全体の進化に大きく影響する事が知られている。ここでは、銀河質量の大部分を占めるダークマターの重力 (Tsuchiya+13) と、ほとんどの銀河の中心に存在する大質量ブラックホールの重力の両方を取り入れた現実的重力ポテンシャル (Igarashi+14,17) の下での遷音速加速を解析し、 これまで知られていなかった2種の遷音速解(銀河の中心近傍から始まる遷音速解と遠方から始まる遷音速解)を得ています。これら2種の解の銀河進化への影響の違い、銀河風中に出来る可能性のある衝撃波の影響などについて研究を進めています。- 研究者
- 障害者高等教育研究支援センター 障害者基礎教育研究部(聴覚障害系) 准教授 新田 伸也
- キーワード
- 銀河風、遷音速加速、星形成、重元素汚染
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筑波技術大学相対論的風理論の研究
各種天体からのプラズマ風は、エネルギーと角運動量を天体から運び出す媒体として、 天体や宇宙の進化に大きな影響を与える事が分かっています。このプラズマ風の特性は、 その空間構造によって大きく異なる。最も基本的な軸対称定常の場合に付いて、プラズ マ風の構造は、Grad=Shafranov方程式(浮動境界でのTricomi型偏微分方程式)で記述されています。私は、 光速に近いプラズマ風を記述できる特殊相対論的 Grad=Shafranov方程式を導出し、その基本解2種を得ています。- 研究者
- 障害者高等教育研究支援センター 障害者基礎教育研究部(聴覚障害系) 准教授 新田 伸也
- キーワード
- プラズマ風、活動銀河、Grad=Shafranov方程式
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筑波技術大学針状工具による熱可塑性CFRPの超音波穿孔加工 複合材料の強度低下を抑制した孔加工および締結技術
炭素繊維と樹脂との複合材料であるCFRP (炭素繊維強化樹脂)は軽量で高強度であるという特徴を持っているため、航空宇宙産業をはじめ様々な分野で使用されています。CFRPを他の部材と組み付ける場合、孔加工などの二次加工が必要となります。このような二次加工では切削加工法が主に用いられますが、工具磨耗や デラミネーション(層間剥離)などが課題となっています。- 研究者
- 産業技術学部産業情報学科 准教授 後藤 啓光
- キーワード
- 加工技術、熱可塑性CFRP、孔加工、締結
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筑波技術大学視覚障害学生の修学支援 障害者高等教育拠点事業
視覚に障害のある学生が大学等へ進学を希望する際、受験相談から始まり、受験、科目履修、授業、教科書、試験、実習、課外活動、就職活動など配慮が必要な場面があります。各大学の教職員が対応方法を検討する時には、支援機器、学習資料、バリアフリー環境整備など様々な知識・技術や、専門機関との連携が必要となります。 本学で培った視覚障害学生の教育・支援のノウハウを踏まえて、知識・技術の提供や専門機関の紹介を行っています。- 研究者
- 障害者高等教育研究支援センター 障害者支援研究部(視覚障害系) 講師 宮城 愛美
- キーワード
- 合理的配慮、学習資料、支援機器、バリアフリー、受験、就職
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筑波技術大学回動(かいどう)ワイヤガイドによるワイヤ放電ミーリング加工 実質的に電極が消耗しない放電加工技術
放電加工法は加工対象の材料がいかに硬くとも、複雑な形状に加工できます。そのため、切削では困難な特殊材料などに適用されます。しかしながら、放電加工では加工工具である電極が加工に伴い消耗するため、工具の形状を維持することが困難です。そのため、放電加工をおこなう場合には、あらかじめ、同じ形状の電極を複数作製する必要があります。- 研究者
- 産業技術学部産業情報学科 准教授 後藤 啓光
- キーワード
- 加工技術、放電加工、ワイヤ放電ミーリング、電極消耗
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筑波技術大学絶縁材料に対する放電加工技術 加工できないと考えられてきた素材に対する加工技術
『機能性セラミックス』などに代表される次世代材料は、高硬度、耐熱性、耐腐食性など様々な特徴を持っています。しかしながら、それらの特徴があるがゆえに、複雑な形に加工することが困難となります。一方、放電加工法は高硬度材に対しても容易に加工できるため、多くの難加工材料に対する加工方法として使用されています。- 研究者
- 産業技術学部産業情報学科 准教授 後藤 啓光
- キーワード
- 加工技術、放電加工、補助電極法、セラミックス、ダイヤモンド
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筑波技術大学微細放電加工用ピーリング工具の開発 微細加工をもっと身近にする技術
難加工材料に対する微細穴加工では、把持したときの芯ぶれが起きやすいため、通常の切削加工では対応が困難です。そのため、微細放電加工が多く用いられます。このような微細放電加工では、加工する直径は数十μm程度であったとしても、実際にはそれ以上の直径の材料を把持し、機上で微細軸を成形する(回転させながら芯を出す)必要があります。- 研究者
- 産業技術学部産業情報学科 准教授 後藤 啓光
- キーワード
- 加工技術、微細放電加工
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筑波技術大学張弦クレセント構造の力学性状に関する研究
解体後の建材は電炉メーカーへのリサイクルや,構造材以外の用途に再利用される事が多く,リサイクルに依存しない建材のリユース率の向上が課題となります。 本研究のリユースシステムは,ArmとCresent partとに構成されたCrescentSystemは,蛇型玩具ような可動性を確保することで,リユース率を高める事が期待されます。- 研究者
- 産業技術学部産業情報学科 講師 田中 晃
- キーワード
- リユース,仮設構造,可動構造,Stringへの初期張力導入、様々な構造形態への適用
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日本原子力研究開発機構廃棄物の微量なウラン量を測る技術
従来、廃棄物(例えばドラム缶)の中のウラン量(例えばウラン235)を測定する際、廃棄物中の位置感度差の問題による測定誤差の大きさが問題になっています。しかし、高速中性子直接問いかけ法を用いると測定誤差を低く抑えて、短時間でウラン量を測定することが可能です。- キーワード
- 廃棄物、ウラン235、高速中性子、核分裂中性子、微量ウラン測定
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日本原子力研究開発機構超音波による温度ならびに構造物の欠陥の測定方法
液体中に挿入した金属棒に超音波を伝搬させて、液体の温度分布ならびに構造物に生じた欠陥を同時に計測する新たな計測手法です。- キーワード
- 金属棒、超音波、温度分布、欠陥
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日本原子力研究開発機構大強度パルス中性子を利用した放射化分析
中性子を利用した2つの多元素同時・非破壊元素分析法を、J-PARCの大強度パルス中性子を用いる事により融合し、その相乗効果によって従来法では測定困難な元素でも分析できる手法を開発しました。- キーワード
- 非破壊元素分析、大強度パルス中性子、元素分析
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日本原子力研究開発機構高視認性超音波検査装置
超音波を用いて可視化を行う超音波検査装置において、ノイズ成分を低減する受信センサ構造を発案し、高い視認性が得られる超音波検査装置を提供する技術です。- キーワード
- 超音波検査、ノイズ低減、超音波エコー













