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山口大学保全実績に基づく建築設備維持管理の合理化
建築設備は10年を超えて長期使用されるものが多く、保守作業として部品交換やメンテナンスが行われています。正常で安全な設備運用のためには適切な保守作業が欠かせません。今日では、建築設備の保全は業界団体やメーカーなどが公開している推奨周期を目安に行われているのが実情で、必ずしも本当に必要な、最適頻度での保守作業が行われているとはいえません。本研究では、実際の建築設備のメンテナンス記録を参照し信頼性解析を行ったところ、解析結果に基づく製品寿命期待値よりも高頻度で部品交換が行われていることがわかりました。このように、メンテナンス記録に基づいた解析を行うことで、その設備に最適な保守作業計画を作成し、安全性向上やコスト低減の可能性があります。- 研究者
- 工学部 三浦 克弘 教授
- キーワード
- 建設、メンテナンス、保全、設備













