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筑波大学

手のひらに乗る化学分析チップを実現!

切手サイズのチップで化学分析を実現します。これまで、化学物質を検出するために大きな計測機器が必要でした。この分析チップは試薬の流路を制御するバルブ機能を備えているので、外部の制御システムが不要となり、自動的に化学分析が行えます。「魚の鮮度調査」、「牛の潜在乳房炎の検出」、「河川の水質調査」、「血液測定」、「血糖測定」等への活用が可能です。特に、「血液測定」ではストレスまで計測します。

研究者:数理物質系 鈴木 博章 教授

キーワード:チップ、化学分析、化学物質、試薬の流路、水質調査、血液測定

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筑波大学

微小参照電極デバイス

化学反応において、現在のpH制御の手法より精度高く制御するデバイスと方法です。化学反応装置や測定機器などへの応用が期待できます。

研究者:数理物質系 鈴木 博章 教授

キーワード:pH、化学反応、MEMS(メムス)

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筑波大学

高温超伝導体を使った小型コヒーレントテラヘルツ光源モジュールの開発

幅広い学術及び産業分野で利用可能なテラヘルツ光源モジュールの実現を目指し、高温超伝導体光源素子、電極リード、コリメートレンズなどのパッケージ化技術確立に挑む。素子作製技術と数値シミュレーションによる発熱解析を組み合わせることにより、最適化されたモジュール構造及び制御技術を提供します。

研究者:数理物質系 辻本 孝 助教

キーワード:高温超伝導体,テラヘルツ波(THz波)

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筑波大学

多孔性アルミナを用いた99Mo/99Tcジェネレータ用吸着剤の開発

研究者:医学医療系 福光 延吉 准教授,

キーワード:多孔性アルミナ,吸着剤

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筑波大学

水素社会に貢献する触媒開発

カーボンナノチューブやグラフェンの炭素材料を用いて、固体高分子形燃料電池の白金代替触媒開発に挑戦しています。

研究者:数理物質系 中村 潤児 教授

キーワード:触媒・資源化学プロセス

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筑波大学

豊富な元素で構成したSi 系高効率薄膜太陽電池用新材料:BaSi2

新しい薄膜太陽電池材料の候補として有望です。

研究者:数理物質系 末益 崇 教授

キーワード:応用物性、 光工学・光量子科学

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筑波大学

固体電解コンデンサー用フィルム

コレスティック液晶を反応場として電解不斉重合法による生成プロセスにより、現在主流のピロールフイルムの性能を上回るフィルム(導電性約10倍)を作成できます。PEDOTの合成の米、仏で製造法がありますが、これより高収率(ほぼ100%)です。

研究者:数理物質系 後藤 博正 准教授

キーワード:樹脂材料

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筑波大学

導電性ポリアニリン

紙パルプにポリアニリンエメラルディンベースを内添し、抄紙装置により複合紙を作成し、これを常温、常圧で塩酸蒸気にさらします。これにより導電性の大面積の紙が製造されます。 発明の用途としては、静電防止梱包紙、コンデンサー電極、酸性度の検出素子等が考えられます。

研究者:数理物質系 後藤 博正 准教授

キーワード:樹脂材料

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筑波大学

低温合成法によるグラフェン膜の直接基板上生成

研究者:数理物質系 藤田 淳一 教授

キーワード:

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筑波大学

バイオマテリアルエコシステムの構築に向けた紙基板のエレクトロニクスとセンサーの開発

海洋プラスチック問題などを引き起こす生分解性の低いプラスチック材料に支えられた社会から抜け出し、健全な物質循環を実現する木質系バイオマテリアルである“紙”を活用するエコシステム社会の実現を目指す。

研究者: 生命環境系 教授 江前敏晴

キーワード: バイオマテリアルエコシステム、紙基板

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筑波大学

塩水栽培トマト果実の硬度変化の理解および調節に向けた基盤形成

塩ストレス栽培により、トマト果実硬度が上昇するが、皮が硬く、内部は柔らかいことを食感測定装置により測定した。その硬度変化の原因が、細胞壁動態の変化を伴う細胞組織的な変化であることが示唆されてい

研究者: 生命環境系 准教授 岩井宏暁

キーワード: 塩水栽培、トマト、硬度変化

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筑波大学

隠れたリソースの前景化につながるアート・コレクションと展示のコンテクストの理論と実践

元来アートは機能的装置に美的価値を付加した造形物や考え方だった。コレクションと展示は、元来のあり方から対象を切り離し、新たな文脈と価値の付与行為である点において、リソース前景化の実践的手法といえる。

研究者: 芸術系 准教授 寺門臨太郎

キーワード: アート・コレクション

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筑波大学

アートライティング教育の国際展開

アートに関するエッセイのコンテスト、高校生アートライター大賞に英語部門を新設して国際化を図り、日本から世界に向けて新しい芸術教育を展開する。

研究者: 芸術系 教授 直江俊雄

キーワード: アートライティング

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名古屋工業大学

強くて健全なアルミ鋳物製造法

この技術の有用性は、組織微細化に値する物質を加算的に添加できるため、共晶組織の微細化も同時に実現でき、引張り強度は2倍、伸びに至っては6倍をも達成しています。ご興味のございます方は、一度お問い合わせください。

研究者:渡邉義見 教授

キーワード:アルミニウム、鋳物、結晶粒微細化、高強度化

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名古屋工業大学

固まるんです、マイクロ波加熱で!

マイクロ波加熱による局所反応場を利用した材料開発を広く行っています。従来用いられている製造代替プロセスとしてではなく、通常加熱では創製できなかった材料、用途に関する開発をいっしょに始めませんか。

研究者:白井孝 准教授

キーワード:セラミックスプロセス、マイクロ波化学、成型技術

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名古屋工業大学

焼かずにつくるセラミックスもどき

従来のセラミックス製品やセメント製品の代替えも可能ですが、新しい技術がそこで大きな利益をあげることはありません。本固化法でしかでき得ない製品に向けた提案がある企業の方のみご対応をいたします。

研究者:藤正督 教授

キーワード:セラミックス、機能性複合材料、表面・界面制御

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名古屋工業大学

熱間鍛造品の品質向上と型寿命の向上

塑性加工と潤滑について実験と解析を進めています。塑性加工でなければできないような、強くて、質の良い、付加価値の高い製品を生み出すお手伝いができるように知恵を絞ります。

研究者:北村憲彦 教授

キーワード:熱間鍛造、潤滑剤、摩耗、トライボロジー

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千葉大学

光酸発生材料、これを用いたフォトリソグラフィー材料、光パターニングまたは光リソグラフィー

レーザーダイレクトイメージング技術などに用いる光開始系として、酸素阻害の影響がなく、自由度の高い高感度光酸発生系を提供します。

研究者:大学院工学研究科 高原茂 教授

キーワード:レーザーダイレクトイメージング

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茨城大学

2次元コード読取装置

文字に重ねて印刷された2次元コードを光学的に読み取り、対応する音声データを再生する装置。簡単な動作を加えるだけできめ細かい音声再生を行うことができる、新規な2次元コード読取装置です。

研究者:工学部 情報工学科 藤芳 明生 准教授

キーワード:印刷、2次元バーコード、読み取り装置

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茨城大学

レーザを用いた粉末共晶被覆による鉄鋼の耐酸化被覆

本技術は需要に応じた表面処理を施すことの出来る技術です。高温耐酸化性を要する部材に対する表面処理技術として利用できます。

研究者:工学部マテリアル工学科 教授 鈴木徹也

キーワード:レーザー 鉄鋼材料 被覆 耐酸化処理 耐腐食処理

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茨城大学

塑性加工性と金属組織との関係に関する研究

金属材料の高い塑性加工性を生む金属組織と、そのための素材製造プロセスについて研究しています。加工性の劣化(破断)の原因、破断箇所の組織上の特定について、長年の理論的蓄積・研究歴があります。

研究者:工学部機械工学科 教授 伊藤吾朗

キーワード:非鉄金属材料 塑性加工 金属組織 熱処理 破面解析 粒界 アルミニウム 高融点金属 摩擦攪拌接合(FSW)

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茨城大学

新規骨格をもつ含フッ素ポリマーの合成-双環構造主鎖ポリマーの研究-

安価に高機能透明樹脂を供給する技術です。たとえば、低反射膜、レジスト、ナノインプリント材料などに利用できます。

研究者:工学部生体分子機能工学科 教授 久保田俊夫

キーワード:有機合成化学 高分子 ナノインプリント 含フッ素化合物

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茨城大学

表面微細構造を用いた各種デバイスの機能向上に関する研究

本技術は、各種材料表面にナノ・マイクロ加工を施すことにより、既存デバイスの機能向上・新機能発現を目指すものです。表面構造の利用によって機能向上を目指す製品、ナノ・マイクロ金型製作などに利用できます。

研究者:工学部知能システム工学科 教授 清水淳

キーワード:ナノ・マイクロ加工 表面機能 精密加工 トライボロジー 分子動力学シミュレーション

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帯広畜産大学

技術教育・ものづくり教育の子どもの発達にとっての価値を解明したい

中学校技術科をメインに、小学校図画工作科、専門高校(工業高校・農業高校など)の教育内容に関する戦前からの通史的研究を行っています。
「何もないところから創造は生まれない。」これまでの経緯や文脈、積み重ねを到達点・成果として捉えることで、今日的課題を見通し、新たな地平を築く視座としています。

研究者:人間科学研究部門 人文社会学・言語科学分野 平舘 善明 教授

キーワード:学校教育の歴史 ・ 図画工作 ・ 技術家庭科(技術分野)・専門高校(農業 高校、工業高校など)

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室蘭工業大学

高機能化の化学プラント設計 -化学プラントの設計技術-

化学工学を基盤とした基礎成果を実用化するための架け橋です。培ってきた蓄積技術と化学工学の理論を基に科学プラントの設計をしていきます。材料などの諸条件によりプラントの設計が変わってくるので、熱・圧力・物質などの様々な条件や生成する物質などにより技術的な設備設計をしていきます。

研究者:くらし環境系領域・物質科学ユニット 大平 勇一 教授

キーワード:科学プラント,設計技術,操作秘術,スケールアップ

技術資料

室蘭工業大学

すきまを極める -機械の摩擦や潤滑の予測と設計-

摩擦の軽減と漏れの低減という相反する二つの現象を両立させる潤滑モデルを確立しました。検証実験を経てモデルの妥当性を確認しています。油圧機器の静的摺動部や回転機械の滑り軸受などを対象としてプログラムを開発します。

研究者:もの創造系領域・ロボティックスユニット 風間 俊治 教授

キーワード:トライポロジー,潤滑,摩擦,フルードパワー,最適設計

技術資料

室蘭工業大学

高価な金型いらずの小ロット加工 -エンドミル加工による柔軟弾性体の小ロット加工技術-

柔軟弾性体の成形は金型を用いいるか職人の技術により行われていますが、金型は高価なため小ロット加工には適さず、職人においても特殊な技能が必要です。また、機械による切削も柔軟弾性体の特性により誤差が生じやすく問題点が多いです。本研究室では柔軟弾性体のエンドミル加工における誤差モデルの構築と、誤差モデルを用いた高精度切削加工用CAM/CAFPをしています。加工誤差に対する加工条件の影響評価方法の提案や、適応的な工作物支持により高精度加工を施します。

研究者:もの創造系領域・ロボティックスユニット 寺本 孝司 教授

キーワード:柔軟弾性体,小ロット加工,加工シミュレーション,エンドミル加工

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室蘭工業大学

長寿命ベローズの開発/寿命評価 -ベローズの力学的特性及び余寿命評価-

ベローズ(フレキシブルチューブ)は工場等配管に使用され、配管に生じる振動や変異を吸収し配管の破損を防ぐものであるが、長期間の使用によりベローズに疲労破壊が生じています。このメカニズムを明らかにすることにより、より長寿命を持つベローズの開発、ならびにコストダウン等を目的に、その寿命評価の検討を行います。

研究者:もの創造系領域・機械工学ユニット 藤木 裕行 教授

キーワード:ベローズ,疲労破壊,余寿命評価,フレキシブルチューブ

技術資料
  

群馬大学

  

・構造部材の崩壊荷重に関する研究・粉末成形焼結法を用いた傾斜機能材料の開発・新たなポーラス金属の創製とその力学特性評価

ポーラス金属の作成法に関する研究、ポーラス金属の特性評価に関する研究、ポーラス金属の高機能化に関する研究、ポーラス金属のX線CTによる非破壊観察、アルミウム合金ダイカスト製品の品質向上に関する研究

研究者:理工学府 半谷禎彦 教授

キーワード: 多孔質(ポーラス)アルミニウム, 摩擦攪拌接合, 軽量化

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群馬大学

・コロナ放電を用いた素材の表面改質 ・アーク放電を用いたカーボンナノチューブ等の生成

放電プラズマの応用、放電を用いた素材の表面改質処理

研究者:工学研究科 松岡昭男 准教授

キーワード:ナノインプリント, 放電応用, 素材表面改質処理

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群馬大学

・制御理論の構築とその応用 ・電磁気を応用した機械の駆動と制御

各種機械の制御・高性能化・高機能化、機械設備の自動化・安全、回転機械の諸問題

研究者:工学研究科 山田 功 教授

キーワード:バスト制御理論, 機械の知能化, ロボット

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群馬大学

・画像処理を利用した非接触型インタフェースの開発 ・ヒトの手先技量センシング ・ロボットの動作制御

ヒトの手先技量に関する計測技術、各種インタフェースの開発技術

研究者:理工学府 中沢信明 准教授

キーワード:ヒューマンインターフェース, ロボティクス, 福祉機器

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群馬大学

・環境素材開発 ・βシート構造たんぱく質からのリサイクル可能エコ素材の開発

繊維構造解析 バイオマス利用 活性炭

研究者: 理工学府 河原 豊 教授

キーワード: 繊維工学全般, バイオマス利用, 活性炭

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群馬大学

・金属材料の低温固相接合(精密微細接合,酸化皮膜の有効な除去法の検討) ・機械構造用材料の高機能化(表面硬化/耐食性/耐摩耗性の付与)

金属材料の接合(固相接合, ろう・はんだ付) 金属材料の表面硬化 機械的特性(強度・摩耗)の評価

研究者: 理工学府 小山真司 准教授

キーワード: 低温接合,耐摩耗性,界面および金属組織制御

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群馬大学

・振動騒音抑制・極限動的設計のための振動解析

振動騒音の低減対策 動的設計開発 振動騒音計測 ・解析

研究者: 工学研究科 丸山真一 准教授

キーワード: 振動解析, 振動騒音分析, 薄肉構造

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群馬大学

・超精密・超微細加工プロセス ・超精密研磨法

超精密加工、超微細加工、ELID研削、研磨加工、機上計測法、生産システム

研究者: 理工学府 林 偉民 教授

キーワード: 超精密加工, 超微細加工, ELID研削

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群馬大学

・塑性加工 ・鋳造加工

塑性加工 薄板連続鋳造

研究者: 理工学府 西田進一 助教

キーワード: プレス成形, 鍛造, シミュレーション

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筑波技術大学

針状工具による熱可塑性CFRPの超音波穿孔加工 複合材料の強度低下を抑制した孔加工および締結技術

炭素繊維と樹脂との複合材料であるCFRP (炭素繊維強化樹脂)は軽量で高強度であるという特徴を持っているため、航空宇宙産業をはじめ様々な分野で使用されています。CFRPを他の部材と組み付ける場合、孔加工などの二次加工が必要となります。このような二次加工では切削加工法が主に用いられますが、工具磨耗や デラミネーション(層間剥離)などが課題となっています。

研究者: 産業技術学部産業情報学科 准教授 後藤 啓光

キーワード: 加工技術、熱可塑性CFRP、孔加工、締結

技術資料

筑波技術大学

回動(かいどう)ワイヤガイドによるワイヤ放電ミーリング加工 実質的に電極が消耗しない放電加工技術

放電加工法は加工対象の材料がいかに硬くとも、複雑な形状に加工できます。そのため、切削では困難な特殊材料などに適用されます。しかしながら、放電加工では加工工具である電極が加工に伴い消耗するため、工具の形状を維持することが困難です。そのため、放電加工をおこなう場合には、あらかじめ、同じ形状の電極を複数作製する必要があります。

研究者: 産業技術学部産業情報学科 准教授 後藤 啓光

キーワード: 加工技術、放電加工、ワイヤ放電ミーリング、電極消耗

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筑波技術大学

絶縁材料に対する放電加工技術 加工できないと考えられてきた素材に対する加工技術

『機能性セラミックス』などに代表される次世代材料は、高硬度、耐熱性、耐腐食性など様々な特徴を持っています。しかしながら、それらの特徴があるがゆえに、複雑な形に加工することが困難となります。一方、放電加工法は高硬度材に対しても容易に加工できるため、多くの難加工材料に対する加工方法として使用されています。

研究者: 産業技術学部産業情報学科 准教授 後藤 啓光

キーワード: 加工技術、放電加工、補助電極法、セラミックス、ダイヤモンド

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筑波技術大学

微細放電加工用ピーリング工具の開発 微細加工をもっと身近にする技術

難加工材料に対する微細穴加工では、把持したときの芯ぶれが起きやすいため、通常の切削加工では対応が困難です。そのため、微細放電加工が多く用いられます。このような微細放電加工では、加工する直径は数十μm程度であったとしても、実際にはそれ以上の直径の材料を把持し、機上で微細軸を成形する(回転させながら芯を出す)必要があります。

研究者: 産業技術学部産業情報学科 准教授 後藤 啓光

キーワード: 加工技術、微細放電加工

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筑波技術大学

張弦クレセント構造の力学性状に関する研究

解体後の建材は電炉メーカーへのリサイクルや,構造材以外の用途に再利用される事が多く,リサイクルに依存しない建材のリユース率の向上が課題となります。 本研究のリユースシステムは,ArmとCresent partとに構成されたCrescentSystemは,蛇型玩具ような可動性を確保することで,リユース率を高める事が期待されます。

研究者: 産業技術学部産業情報学科 講師 田中 晃

キーワード: リユース,仮設構造,可動構造,Stringへの初期張力導入、様々な構造形態への適用

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筑波技術大学

技術経営での企業成長プロセスと新製品開発

技術経営(MOT)における企業の成長プロセスにおいては、成長と危機の段階が交互にある。新製品開発においても、成長と危機の段階が交互にあることに鑑み、新製品開発プロセスモデルの事例検証を行なっています。

研究者: 保健科学部 情報システム学科 准教授 嶋村 幸仁

キーワード: 新製品開発、技術経営(MOT)、製品開発プロセス、企業成長ステージ

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筑波技術大学

視覚障害者のビジネスデータ分析能力の向上に関する研究 就職を見据えた視覚障害者の価値創造

ビジネスの現場において、視覚障害者が行っている業務の中には、ビジネスに関するデータの集計や加工といったものがあります。一方で、重度の弱視や全盲の場合は、正規雇用までの道のりが厳しい現状があります。こうした背景を踏まえ、視覚障害者のビジネスに関するデータ分析能力の向上という観点から、視覚障害者の雇用、あるいは職域開拓へとつなげていく可能性について研究しています。

研究者: 保健科学部 情報システム学科 講師 堀江 則之

キーワード: 視覚障害 ビジネスデータ分析 業務

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筑波技術大学

合理的意思決定支援 ~協力ゲーム理論を中心に~

本研究では、既存の協力ゲーム理論を基に、より現実的・一般的な状況を取り扱うことのできる協力ゲームを定義し、合理的な解を議論し、現実問題に応用します。これにより、複数の意思決定者が存在する状況下において、合理的な意思決定法および分析法の構築を目指しています。

研究者: 保健科学部 情報システム学科 助教 鶴見 昌代

キーワード: 協力ゲーム,意思決定,オペレーションズ・リサーチ

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筑波技術大学

自己相似磁気リコネクションの理論的研究

磁気リコネクション(magnetic reconnection [MRX])は、太陽フレアや太陽嵐/磁気嵐、 核融合炉のプラズマ閉じ込め破綻など、プラズマ中での磁気エネルギー変換/解放現象の普遍的な素過程として認識されています。本研究では、旧来のモデルの欠陥を補うべく、特に天体 現象でのMRXを表現することを重視した基礎研究を進めています。これらの研究で、新たな理論モデル「自己相似時間発展モデル」(自己相似モデル)を確立しました。

研究者: 障害者高等教育研究支援センター 障害者基礎教育研究部(聴覚障害系) 准教授 新田 伸也

キーワード: 磁気リコネクション、MHD、プラズマ物理

技術資料

筑波技術大学

遷音速銀河風モデルの理論的研究

銀河風は、銀河内の星間ガス量の調整を通じて星形成を司り、また、恒星内の核融合で生まれ、超新星爆発で星間空間に放出された重元素を銀河間空間にまで運び出す媒体として、銀河や宇宙全体の進化に大きく影響する事が知られている。ここでは、銀河質量の大部分を占めるダークマターの重力 (Tsuchiya+13) と、ほとんどの銀河の中心に存在する大質量ブラックホールの重力の両方を取り入れた現実的重力ポテンシャル (Igarashi+14,17) の下での遷音速加速を解析し、 これまで知られていなかった2種の遷音速解(銀河の中心近傍から始まる遷音速解と遠方から始まる遷音速解)を得ています。これら2種の解の銀河進化への影響の違い、銀河風中に出来る可能性のある衝撃波の影響などについて研究を進めています。

研究者: 障害者高等教育研究支援センター 障害者基礎教育研究部(聴覚障害系) 准教授 新田 伸也

キーワード: 銀河風、遷音速加速、星形成、重元素汚染

技術資料

筑波技術大学

相対論的風理論の研究

各種天体からのプラズマ風は、エネルギーと角運動量を天体から運び出す媒体として、 天体や宇宙の進化に大きな影響を与える事が分かっています。このプラズマ風の特性は、 その空間構造によって大きく異なる。最も基本的な軸対称定常の場合に付いて、プラズ マ風の構造は、Grad=Shafranov方程式(浮動境界でのTricomi型偏微分方程式)で記述されています。私は、 光速に近いプラズマ風を記述できる特殊相対論的 Grad=Shafranov方程式を導出し、その基本解2種を得ています。

研究者: 障害者高等教育研究支援センター 障害者基礎教育研究部(聴覚障害系) 准教授 新田 伸也

キーワード: プラズマ風、活動銀河、Grad=Shafranov方程式

技術資料

筑波技術大学

視覚障害学生の修学支援 障害者高等教育拠点事業

視覚に障害のある学生が大学等へ進学を希望する際、受験相談から始まり、受験、科目履修、授業、教科書、試験、実習、課外活動、就職活動など配慮が必要な場面があります。各大学の教職員が対応方法を検討する時には、支援機器、学習資料、バリアフリー環境整備など様々な知識・技術や、専門機関との連携が必要となります。 本学で培った視覚障害学生の教育・支援のノウハウを踏まえて、知識・技術の提供や専門機関の紹介を行っています。

研究者: 障害者高等教育研究支援センター 障害者支援研究部(視覚障害系) 講師 宮城 愛美

キーワード: 合理的配慮、学習資料、支援機器、バリアフリー、受験、就職

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日本原子力研究開発機構

放射線加工ゲルを用いた吹付和紙

和紙の原料液を吹付けることで、和紙の質感と風合いを損なうことなく、和紙の立体オブジェや和紙被覆の壁板等の建設資材を製作できます。

研究者:

キーワード:和紙、放射線加工、ハイドロゲル

技術資料

日本原子力研究開発機構

ハイドロゲル塗工和紙及び消臭和紙

和紙に高吸水性ハイドロゲルを塗工したり、更に消臭剤とハイドロゲルを混ぜた層を挟み込むことで、高性能・高機能な和紙が得られます。

研究者:

キーワード:和紙、消臭、ハイドロゲル

技術資料

日本原子力研究開発機構

レーザー用遮光シート

レーザー作業現場にて作業区域を容易に確保することを目的に開発したレーザー光の遮断に優れ、軽量で持ち運びが容易な仕切り材です。

研究者:

キーワード:レーザー、遮光シート

技術資料

日本原子力研究開発機構

短時間で大量にプラスチックレンズ等の光学部材を着色する技術

短時間で大量処理が可能な放射線照射により、所要の青色光カット率が確実に得られるようプラスチックレンズ等光学部品を着色します。

研究者:

キーワード:プラスチックレンズ、放射線照射、青色光カット

技術資料

日本原子力研究開発機構

軽くて錆びないチタン製刃物の製造方法

単一の刃物素材としては不適だが、軽い・錆びない・着色可能なチタン金属を利用し、クラッドメタル(合わせ板)製の2種類の刃物を実現しました。

研究者:

キーワード:チタン、刃物、チタンクラッド、クラッドメタル

技術資料

日本原子力研究開発機構

超短パルスレーザー光を用いたステンレス鋼表面の応力腐食割れ防止方法

超短パルスレーザー光をステンレス鋼の表面に集光照射することで、その表層を蒸発除去することが出来ます。ステンレス鋼の表面が引っ張り残留応力状態にある場合、ハロゲンイオンや放射線照射により割れが発生することが知られています。蒸発除去により割れに強い表面にすることが可能です。

研究者:

キーワード:超短パルスレーザー光、蒸発除去、応力腐食割れ防止

技術資料

日本原子力研究開発機構

高温環境での機械強度に優れた酸化物分散強化型(ODS)鋼

600 ℃超の高温で長期間使用しても材料の劣化が進みにくく、且つ加工性等の工業材料に必要な性能も具備した従来にない耐熱鋼です。本素材を高温部材に適用することで、飛躍的な長寿命化が期待できます。鉄鋼材料の組織を原子レベルで制御することで究極の耐熱材料の開発に成功しました。

研究者:

キーワード:ODS鋼、耐熱鋼、長寿命

技術資料

日本原子力研究開発機構

耐食性と高温強度に優れた酸化物分散強化型(ODS)高Cr鋼

600 ℃以上での耐食性、高温強度と靱性の3特性全てにおいて優れた性能を実現することは、これまでの耐熱鋼では困難でした。しかし、本技術を用いたODS高Cr鋼ではこれを実現することが可能です。

研究者:

キーワード:ODS高Cr鋼、耐食性、高温強度、靱性、耐熱鋼

技術資料

日本原子力研究開発機構

高温強度に優れる酸化物分散強化型(ODS)鋼をパイプ状に精密加工する技術

ODS鋼は、600 ℃超の高温で長時間使用しても、強度が劣化しにくい特徴があります。その反面、従来の鉄鋼材料に比べて加工性が劣ることが課題でした。本技術は、この課題を解決し安定的に高品質で細径・薄肉のODS鋼管を製造することを可能とするものです。

研究者:

キーワード:ODS鋼、加工、ODS鋼管

技術資料

日本原子力研究開発機構

耐粒界腐食性に優れた超高純度ステンレス鋼

材料の腐食性に影響を及ぼす有害不純物を極力取り除き、耐食性を向上させた超高純度(Extra High Purity:EHP)オーステナイト系ステンレス鋼です。

研究者:

キーワード:ステンレス鋼、耐粒界腐食、硝酸

技術資料

日本原子力研究開発機構

沸騰濃硫酸耐食性に優れたハイブリッド材

沸騰濃硫酸溶液の苛酷腐食条件下でも十分に高い耐食性を示し、高温高圧においても高靭性を有するこれまでにない特性を合わせ持つ革新的ハイブリッド材

研究者:

キーワード:ハイブリッド材、沸騰硫酸、耐食性、高靭性

技術資料

日本原子力研究開発機構

シリカ/ポリマー複合型イミノ二酢酸系キレート吸着材

多量のナトリウムと微量の金属元素を含む溶液から、微量の金属元素の分析を阻害しているナトリウムのみを取り除く新しい手法です。従来のキレートディスク方式に比べ、カラム方式を用いることで迅速な処理が可能となるとともに、簡便な装置を用いることができます。

研究者:

キーワード:キレート吸着剤、カラム、微量金属元素

技術資料

日本原子力研究開発機構

白色発光材料、溶媒センサー

金化合物を液状化して白色発光体にしました。この発光体をさまざまな有機溶媒に添加し、発光色による溶媒識別を可能にしました。

研究者:

キーワード:白色発光、溶媒識別

技術資料

日本原子力研究開発機構

金属ナノ粒子分散による液体アルカリ金属の活性抑制技術

本技術は液体金属中に分散した金属ナノ粒子の原子間相互作用を利用し、液体アルカリ金属自身の化学的活性度を抑制する技術に関する発明です。

研究者:

キーワード:ナノ粒子、分散、液体アルカリ金属、活性抑制

技術資料

日本原子力研究開発機構

高性能傾斜材料の製造方法

本発明は、二つ以上の異なる元素または同位体により構成される材料に、地上の1万倍以上の強い遠心力を加えることで結晶状態を変化させ、材料特性を向上させる方法です。

研究者:

キーワード:傾斜材料、製造方法、遠心力

技術資料

日本原子力研究開発機構

直動式ポンプ装置

各種気体や液体を高圧供給するための工業用の高圧ポンプ等に好適なポンプで、摺動摩擦が少なく、脈動の小さい直動式ポンプです。

研究者:

キーワード:摺動摩擦低減、脈動抑制、直動式ポンプ、工業用、高圧ポンプ

技術資料

日本原子力研究開発機構

磁場回転式電磁ポンプ

磁場回転式電磁ポンプは、液体金属等の導電性流体用としてシール部が無く液漏れの心配がないという従来の直線型電磁ポンプの特徴を保持したまま、既存プラントへの交換設置も可能なように、設置面積を低減し、構造を簡素化した電磁ポンプです。

研究者:

キーワード:電磁ポンプ、磁場回転式、液体金属

技術資料

日本原子力研究開発機構

熱交換装置

1000 ℃近い熱媒体が流入する熱交換装置において、外部からの冷却水を用いることなく、圧力容器に炭素鋼など、安価な汎用材料の使用を可能とする技術です。

研究者:

キーワード:熱交換装置、熱媒体、圧力容器、高温ガス炉

技術資料

日本原子力研究開発機構

プラズマ切断技術(移行式及び非移行式)を用いた連携切断手法

プラズマ切断技術は、移行式(プラズマアーク)と非移行式(プラズマジェット)の2種類があり、導電材に対して高い切断能力を持つプラズマアークと非導電材の切断(破砕)が可能であるプラズマジェットの特徴を活かし、両方式を用いる連携切断により、厚い鋼材の切断や、導電材と非導電材が混在した構造材等の確実な切断を可能とするものです。

研究者:

キーワード:プラズマ切断、プラズマアーク、プラズマジェット、燃料デブリ、福島第一

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ドライアイスによる堆積物除去技術Ⅰ(水管ボイラ内の堆積物除去方法及び装置)

水管ボイラ内の堆積物を容易に除去できるドライアイスを用いた除去方法と装置です。複雑な構造の表面に付着した物の除去にも応用できます。

研究者:

キーワード:水管ボイラ、堆積物除去、ドライアイス

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ドライアイスによる堆積物除去技術Ⅱ(伝熱配管内面洗浄方法及び装置)

配管内面洗浄装置及び洗浄方法は、配管内面に付着したサビや汚染物の洗浄にドライアイスを利用するという特徴を持つ技術です。洗浄時に新たな二次廃棄物を出さず、自然環境を配慮した洗浄装置・方法です。

研究者:

キーワード:配管内面、洗浄、ドライアイス

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回転式粉体圧縮成型機

間欠噴霧機構のある下方より噴霧する臼下部噴霧方式により、コンパクトで量産性に優れた回転式粉体圧縮成型機のダイス内壁に適量の潤滑剤を均一に噴霧・塗布する技術です。

研究者:

キーワード:回転、粉体圧縮成型機、ダイス、潤滑剤

技術資料

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水質測定システム及び差圧調整弁

地下水の測定など高圧状態にある流体中に投入したpH計測器などは、バルブ開閉時にウオーターハンマー現象による急激な圧力変化が起こると故障してしまいます。測定器チャンバーの前後に差圧調整弁を配置し圧力変化を緩慢にすることで、これを防止します。

研究者:

キーワード:高差圧環境、圧力変化、差圧調整弁

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廃熱を有効に利用する多段フラッシュ型海水淡水化システム

多段フラッシュ型海水淡水化システム(MSF)において、廃熱を有効利用するために、複数の加熱セクションを有する濃縮海水加熱器及び段階的に蒸発負荷を増加させた熱回収部を導入することにより、高温ガス炉等の熱源からの熱回収率が増大し、淡水製造量を向上させる技術です。

研究者:

キーワード:MSF、多段フラッシュ型海水淡水化システム、高温ガス炉

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水素爆発防止装置

触媒を用いて水素を空気中の酸素と反応させて無害な水蒸気に変換する小型・軽量な水素-酸素結合装置で、動的機器を一切使わずに漏洩した水素の燃焼爆発を防止します。

研究者:

キーワード:水素、燃焼爆発防止、水素-酸素結合装置

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AWJ切断工法による堆積物の選択的取出し及び切断手法

研掃材(研磨材)と高圧水を混合・噴射して対象物を切断するAWJ(アブレイシブウォータージェット)切断工法を用い、スタンドオフや出力調整することで冷却材等を保有するバウンダリーに損傷を与えることなく、切断対象物のみを選択的に取出し、切断する手法です。なお、AWJ切断工法は、材質を問わず切断が可能な工法です。

研究者:

キーワード:AWJ、堆積物、切断、取出し、燃料デブリ、福島第一

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AWJ切断工法による水中切断状態判定監視システム

研掃材を高圧水に混合して噴射することで対象物を切断するAWJ(アブレイシブウォータージェット)切断工法を水中で使用する際、研掃材に起因する濁水の影響でカメラ等による切断状態の良否判定が困難な場合でも、発生する音響や振動により切断状態を正確に判定できる監視システムです。

研究者:

キーワード:AWJ、水中、切断、切断状態判定、水中解体

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二重配管を把持し、そのまま切断する装置

同軸上に配置された二重配管の内外の管両方を同時に把持(固定)し、切断する装置です。また、二重配管内部に挿入する切断機と組み合わせ、切断後にそのまま両方の配管を吊り上げることもできます。

研究者:

キーワード:二重配管、把持、切断

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中性子回折による機械部品内部の残留応力分布測定技術

中性子残留応力測定法は、機械部品の表面から数十mm内部までにわたる残留応力分布が、非破壊・非接触で測定できる技術です。高温・低温下や荷重下などの模擬実働環境下における測定も可能です。

研究者:

キーワード:中性子、残留応力、非破壊・非接触

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コンパクト電磁流量計

管路を流れる液体金属や電解質等の導電性流体に磁場をかけ、発生する起電力から流量を測定する電磁流量計です。環状流路や配置上流量計の設置が困難な場合でも適用可能なコンパクトな流量計を提供します。

研究者:

キーワード:電磁流量計、液体金属、導電性流体、流量測定

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耐熱磁気センサ

高温環境(200~600 ℃)及び放射線環境で利用可能な小型かつ低消費電力の磁気センサです。

研究者:

キーワード:高温環境、放射線環境、磁気センサ

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リモートパーティクルカウンター

屋外或いは室内の空気中にはハウスダスト、花粉やPM2.5などの有害な微粒子などが浮遊しています。これらの微粒子をレーザーで写真撮影し、その数量や粒子径をすばやく測定できる新しい測定技術です。また、観測した微粒子がどんな種類かをも特定することが可能です。

研究者:

キーワード:微粒子、レーザー、リモート、花粉、PM2.5

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気泡を識別できる異物微粒子検出法

従来、光やレーザーを用いて液体中の不純物粒子或いは異物微粒子を検出する際に、気泡と微粒子の識別が困難なため気泡をも微粒子として計測する計数誤差が発生します。しかし、X線とレーザーを用いると、気泡を除いて液体中の微粒子のみを正確に計数することが可能になります。

研究者:

キーワード:微粒子、気泡、識別、X線

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熱物性測定装置

レーザフラッシュ法を用いた高温(例えば2000 ℃)までの熱拡散率・比熱容量測定において、低温領域から高温領域測定時に、放射温度計の交換作業を行わずに連続的に測定できるシステムです。

研究者:

キーワード:レーザフラッシュ、熱拡散率、比熱容量、ビームスプリッタ

技術資料

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瞬時・高密度伝熱面温度・熱流束同時計測技術

伝熱面上の流れを乱さずに、500 Hz以上の高速度で変化する伝熱面温度・熱流束分布を高空間分解能で計測できる技術です。

研究者:

キーワード:伝熱面温度、熱流束、同時計測、高速過渡

技術資料

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温度計測と混相流の流体相判別を同時に行う熱電対計測装置

露出型熱電対の測温部を導電プローブのセンサーとしても使用し、導電率の違いから液体及び気体の混相流の相判別を行い、同時にその相の同一点の温度を計測することが可能な計測装置です。

研究者:

キーワード:混相流、相判別、温度計測、熱電対計測

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二相流ボイド率や温度などを計測する際の絶縁型計測技術

非絶縁ヒーターを利用する体系のような計測対象に大電流が存在する系において、導電プローブや露出型熱電対等の系に重畳する微小電流計測を可能とする技術です。

研究者:

キーワード:二相流、ボイド、微小電流計測、AC絶縁

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電気化学測定用超高入力インピーダンス低オフセットアンプ

水溶液のpHやイオン濃度を計測する際に使用する電気化学プローブとデータ収録器の間に本アンプを介すことにより、一般に市販されるデータ収録装置でも精度良く、長時間連続したデータを取得することが可能となります。

研究者:

キーワード:インピーダンス、低オフセットアンプ、電気化学測定

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気圧変動環境下で精度よく差圧を検知する検出器

原子力施設などの常時負圧を維持しているセル内環境等で、差圧を検知する機器です。圧力測定やディップチューブ方式の液位測定等に用います。受圧部にダイアフラムを採用したものと、より安定した測定精度が得られる金属ベローズ採用の2つの方式があります。

研究者:

キーワード:原子力施設、差圧検知、ダイアフラム、金属ベローズ

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耐熱歪センサの実装技術と高温プラントの安全管理への応用

耐熱歪センサは、超短パルスレーザー加工の高精度回折格子描画技術によってのみ製作できる光ファイバセンサです。本センサと、これを大型構造物に現場で固定できる技術が組み合わさることで、高経年化する高温プラントの安全性を高めることが出来ます。

研究者:

キーワード:耐熱歪センサ、光ファイバセンサ、高温プラント

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ひずみ制御による超高サイクル疲労試験技術

高温に加熱した金属材料のひずみ(変形量)をコントロールしつつ、引張・圧縮の力を与えて、高サイクル疲労試験データを取得できる新しい試験技術です。本試験技術により、高温における金属材料の高サイクル疲労強度を評価することができます。

研究者:

キーワード:金属材料、ひずみ、高サイクル疲労試験

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超音波による温度ならびに構造物の欠陥の測定方法

液体中に挿入した金属棒に超音波を伝搬させて、液体の温度分布ならびに構造物に生じた欠陥を同時に計測する新たな計測手法です。

研究者:

キーワード:金属棒、超音波、温度分布、欠陥

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高視認性超音波検査装置

超音波を用いて可視化を行う超音波検査装置において、ノイズ成分を低減する受信センサ構造を発案し、高い視認性が得られる超音波検査装置を提供する技術です。

研究者:

キーワード:超音波検査、ノイズ低減、超音波エコー

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液体金属中の物体の目視検査用超音波センサ

超音波を使って高温かつ不透明な液体金属中の物体を可視化するセンサです。ビデオカメラのように動画が撮影できるリアルタイムセンサと写真機のように高精細な静止画が撮影できる高解像度センサの2種類があります。

研究者:

キーワード:液体金属、超音波、目視検査、高速増殖炉

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放射線環境下においてノイズの少ない良好な画像を得られる撮像装置

放射線環境下では、撮像素子の暗電流が増大すること等で画質が低下します。本装置は、画質に影響を与える各因子に対して影響をキャンセルする信号処理機能を有するため、放射線環境下におけるカメラの画質低下を自動的に改善します。

研究者:

キーワード:放射線環境、カメラ、撮影装置、画質改善

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強磁性管の渦電流探傷システム

通常の渦電流探傷法(ECT)と間接磁場を利用した渦電流探傷法(RF-ECT)を組み合わせ、かつ、多数の検出コイルを環状に配置することにより、強磁性体の管に生じたキズの有無を精度よく検査できる渦電流探傷システムです。

研究者:

キーワード:強磁性管、キズ、渦電流探傷システム、ECT、RF-ECT、非破壊検査

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小口径配管検査時のノイズ低減法

小口径配管を検査する際に、渦電流探傷等の検査プローブと配管との摩擦による振動を吸収することにより、ノイズを抑制し精度よく検査できるようにします。

研究者:

キーワード:小口径配管検査、非破壊検査、ノイズ低減

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配管表面温度・減肉量、流体温度の同時測定法

1対の電磁超音波探触子のみで、配管の表面温度及び減肉量、配管内を流れる流体温度を同時に測定する手法です。

研究者:

キーワード:電磁超音波探触子、配管、表面温度、減肉量、流体温度

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電磁超音波探傷におけるノイズ低減法

電磁誘導により物体中に超音波を生じさせ、キズの有無を検査する電磁超音波探傷において、ノイズの影響を低減し、キズの信号を強調する手法です。

研究者:

キーワード:電磁誘導、超音波、電磁超音波探傷、ノイズ低減、非破壊検査

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鉄筋を伝播する超音波を用いた鉄筋コンクリートの検査方法

鉄筋コンクリートの鉄筋に超音波を伝播させることで、鉄筋コンクリート構造物内部の健全性の調査が可能となります。火災による火害の影響範囲の調査や、鉄筋周囲に発生した腐食劣化の有無の検査への適用を目指した、微破壊的な検査法です。

研究者:

キーワード:鉄筋コンクリート、超音波、健全性、腐食劣化

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孔内起振源を用いた簡易弾性波トモグラフィ試験

“孔内起振源”は、空気圧を用いて岩盤に掘削されたボーリング孔の孔壁をたたき、ボーリング孔内の所定の場所・時間に四方に弾性波を発生させる装置です。本装置を用いることで、弾性波トモグラフィ調査を短時間で簡便に行うことを可能とします。

研究者:

キーワード:孔内起振源、弾性波、トモグラフィ、岩盤

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ボーリング孔遮水試験法

地下水調査、資源開発、土木工事など、全てのボーリング孔は、調査目的終了後に環境への影響を与えないように埋戻す(閉塞する)必要があります。本技術は閉塞したボーリング孔の遮水性能を評価するための試験装置、試験方法および解析方法に関するものです。

研究者:

キーワード:ボーリング孔、閉塞、遮水性

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多区間水質連続モニタリング装置

高圧地下水などの水圧や水質、pH、酸化還元電位などを、溶存ガスを保持しながら連続的に測定できるモニタリング装置です。ボーリング孔内や地下水が湧出する坑道など、複数の観測区間において自動的に観測データの記録、水試料の採取が可能です。

研究者:

キーワード:多区間、地下水、溶存ガス、モニタリング

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光ファイバーを用いた水分センサ

放射性廃棄物の地層処分では、地下水の流動を把握することは非常に重要です。本センサを用いて、地盤の土壌水分の観測を行うことで、直接的にその地点の地下水涵養量を求めることができます。また、廃棄体周辺の緩衝材への水分の侵入を検出・計測することも可能です。

研究者:

キーワード:光ファイバー、水分センサ、地下水涵養量、地層処分

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地磁気地電流データの自動ノイズ除去法

地熱・金属鉱床等の資源探査や地震・火山防災のための地下構造調査に用いられる地磁気地電流法の観測データを、高品質で取得するための方法です。

研究者:

キーワード:地磁気地電流、スタッキング、ノイズ除去、資源探査、地下構造調査

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電流測定でエネルギー分布を得る放射線検出器

小型の素子や材料を配列したシンプルな検出器で、高い放射線量においてもX線やガンマ線の強度(エネルギー)を瞬時に測定可能です。医療用X線装置や産業用X線CT装置などへの応用が可能です。

研究者:

キーワード:電流測定、放射線検出、人体、X線CT

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光ファイバを用いた放射線環境下での防水機能付き遠隔観察用スコープ

電磁ノイズや放射線の影響を受けない光ファイバ技術を用いて、高線量放射線環境下での炉内観察や水中(汚染水)での遠隔観察が可能です。

研究者:

キーワード:光ファイバ、放射線環境、炉内観察、水中遠隔観察、LIBS

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家庭用放射線メータ

福島第1原発事故以来、簡便で高信頼性の放射線メータが求められており、“家庭用放射線メータ”は放射線に関する知識がない方でも放射線量が正常であるかが一目でわかるような表示になっています。

研究者:

キーワード:家庭用、放射線メータ、放射線量

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環境中における線量率マッピングシステム

従来の測定器での線量率マップ作成では、大きな労力と時間を要していましたが、本システムでは誰でも歩きながらボタンをワンプッシュしていくだけで、簡単に詳細な線量率マップが作成できます。

研究者:

キーワード:線量率マップ、放射線計測

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日本原子力研究開発機構

環境中の高所における線量率マッピングシステム

屋根や樹木など高所の線量率マップ作成では、足場を準備したり安全対策を行ったり、大きな労力と時間を要していましたが、本システムでは先端の検出器を移動させながらボタンをワンプッシュしていくだけで、GPSや電子地図では表現できない高さ方向の線量率マップを誰でも簡単に作成できます。

研究者:

キーワード:線量率マップ、高所、放射線計測

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放射能濃度計測装置

水中の放射性セシウム(Cs)濃度を高速、かつ、より確実に検知するモニタリング装置を開発しました。この装置は、放射性廃棄物の処理に伴う排水のモニタリングにおいて、より安全・安心に寄与するものです。

研究者:

キーワード:水中、放射性Cs濃度、放射性廃棄物、モニタリング

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周囲の汚染に影響を受けない放射性セシウム検出器

東京電力福島第一原子力発電所の事故による環境中の放射性セシウムの中で、134Csが2本のエネルギーを持ったガンマ線を同時に放出するのを利用し、遮蔽体などを用いないで周囲からのガンマ線を遮断できる新しい検出器です。

研究者:

キーワード:福島第一、放射性セシウム、ガンマ線

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放射線検出器用圧力容器システム

本システムは放射線、例えば中性子、ガンマ線またはX線の入射位置または二次元分布を計測するために使用するものです。数100から1000チャンネル以上に及ぶ高速の微小信号を低雑音で個別読み出しにより測定することを可能にします。

研究者:

キーワード:放射線検出、圧力容器、入射位置、二次元分布

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エネルギー弁別・位置検出型α線計測装置

α線のエネルギー分布(エネルギースペクトル)と放射能分布(計数分布)が同時かつリアルタイムに取得できる技術※で、汚染管理に役立てることができます。また、本技術は、様々なα線測定器(サーベイメータ、放射能測定装置、ダストモニタ)に適用が可能です。 ※例:α線のエネルギー弁別が可能なシンチレータと位置検出型光検出器(光電子増倍管等)を組み合わせた測定装置

研究者:

キーワード:α線、エネルギー分布、エネルギースペクトル、放射能分布、計数分布、汚染管理

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レーザーによるα核種のモニタリング技術

レーザーによるα核種のモニタリング技術とは、レーザーを利用してα線による電離ガスを計測することにより、遠隔かつリアルタイムにα核種の所在位置と放射能量を測定する技術です。

研究者:

キーワード:レーザー、電離ガス、α核種、モニタリング

技術資料

日本原子力研究開発機構

自己出力型の小型ガンマ線検出器

大容量電源の配線がなくてもガンマ線を測定できる放射線検出器です。計測部が細径で狭く入り組んだ箇所で測定ができます。エミッタ材の選択により、高温環境下での測定も可能です。

研究者:

キーワード:ガンマ線、放射線検出器

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プルトニウム取扱施設の放射線管理へのイメージングプレートの適用

イメージングプレート(IP)は、測定対象物から放射させたα線によって受けたエネルギーに比例して発光する。この現象を利用し、プルトニウム(Pu)の位置と放射能強度の両分布を同時に評価することができる。また、自然放射性物質との弁別も可能である。

研究者:

キーワード:イメージングプレート、IP、プルトニウム、放射能強度

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中性子個人線量当量測定器

中性子のエネルギーと入射する角度によって大きさが変化する中性子被ばくを管理するため、個人線量当量を精度よく測定できるよう設計された装置であり、中性子分布が不明な環境下において作業者の被ばく量の校正の基準とする線量当量を評価することができます。

研究者:

キーワード:中性子、個人線量当量、被ばく

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日本原子力研究開発機構

シース型電気ヒーターの温度測定における熱電対信号のノイズ対策

熱流動実験で広く利用される電熱模擬燃料棒において、発熱体を金属被覆したシース型ヒーターの表面温度を熱電対で電気的に測定する際に、熱電対の応答性を犠牲にすることなく、内部の電熱ヒーターに起因するノイズを除去する方法です。

研究者:

キーワード:電熱模擬燃料棒、熱電対、ノイズ除去、シース型電気ヒーター、LPF、BEF

技術資料

日本原子力研究開発機構

キャピラリー電気泳動法を用いる高純度試料精製法

“キャピラリー電気泳動法”とは、導電性の液体を満たしたキャピラリー(毛髪程度の内径のガラス管)の中で、物質の移動速度の差を利用して分離を行う方法で、極少量の試料に対して、高い分離性能が得られる方法です。本技術では試料溶液の注入・泳動方法を新しく開発しました。

研究者:

キーワード:キャピラリー電気泳動法、高純度、極少量、不純物除去

技術資料

日本原子力研究開発機構

ウランに対する高感度迅速分析法

本技術では、環境試料や放射性廃棄物試料中のウランを分析するための新しい試薬を開発しました。“キャピラリー電気泳動法”という毛細管を用いる分析法に使用することにより、従来技術と比較して簡易かつ、安全に分析ができ、分析時間を短縮することができます。

研究者:

キーワード:ウラン分析、試薬、蛍光、キャピラリー電気泳動

技術資料

日本原子力研究開発機構

大強度パルス中性子を利用した放射化分析

中性子を利用した2つの多元素同時・非破壊元素分析法を、J-PARCの大強度パルス中性子を用いる事により融合し、その相乗効果によって従来法では測定困難な元素でも分析できる手法を開発しました。

研究者:

キーワード:非破壊元素分析、大強度パルス中性子、元素分析

技術資料

日本原子力研究開発機構

中性子回折・散乱による物質の構造と磁性の解析

研究用原子炉やパルス中性子源から取り出される中性子ビームの回折・散乱を利用することで、物質内の原子構造や原子配列を調べたり、原子の揺らぎや原子が持つ磁石の性質であるスピンの揺らぎを調べることができます。物質が持つ機能性の向上に役立つ情報が得られます。

研究者:

キーワード:中性子ビーム、中性子回析、中性子散乱、中性子スピン

技術資料

日本原子力研究開発機構

超音波を利用した水素濃度計測技術

水素の音速が空気や窒素の音速に比べて4倍程度速いことを利用し、計測対象となる雰囲気中に超音波を伝搬させて雰囲気の音速の変化を計測することで水素濃度を求める技術です。

研究者:

キーワード:超音波、音速変化、水素濃度計測

技術資料

日本原子力研究開発機構

プロトン導電性セラミックスを用いた水素濃度計

数百℃の高温環境や放射線が存在する環境など、厳しい環境条件でも水素濃度の測定が可能であり、水素爆発防止に役立つ小型の水素濃度センサです。

研究者:

キーワード:プロトン導電性セラミックス、水素濃度測定、水素爆発防止

技術資料

日本原子力研究開発機構

高感度ガス分析装置

応用真空工学技術を駆使して、特殊機能付真空排気システムと高感度四重極型質量分析計との組み合わせで、呼気のように日常的な気圧(大気圧)状態にあるガスの成分を、約10秒の短時間で1 ppmレベルまで検出できます。

研究者:

キーワード:高感度ガス分析、真空排気、四重極型質量分析計、呼気分析

技術資料

日本原子力研究開発機構

プラズマジェットと高感度レーザー分光法を用いた同位体分析技術

プラズマジェットと高感度レーザー分光法を用いた本技術は、固体状又は液体状の試料中の特定元素の同位体組成を、化学的な前処理なしで測定できる技術です。被ばくリスクを伴う試料や不純物が多く含まれる試料などのオンサイト(屋外)での測定が可能です。

研究者:

キーワード:プラズマジェット、レーザー分光法、同位体組成測定

技術資料

日本原子力研究開発機構

環境分離型天秤

この天秤は周囲の環境に悪影響を及ぼすことなく、試験容器内で試料が腐食するときの重量の変化やゆっくりとした化学反応による試料重量の変化を正確に測定することができます。

研究者:

キーワード:環境分離型天秤、重量測定

技術資料

日本原子力研究開発機構

廃棄物の微量なウラン量を測る技術

従来、廃棄物(例えばドラム缶)の中のウラン量(例えばウラン235)を測定する際、廃棄物中の位置感度差の問題による測定誤差の大きさが問題になっています。しかし、高速中性子直接問いかけ法を用いると測定誤差を低く抑えて、短時間でウラン量を測定することが可能です。

研究者:

キーワード:廃棄物、ウラン235、高速中性子、核分裂中性子、微量ウラン測定

技術資料

日本原子力研究開発機構

高速炉の破損燃料を検知するレーザー共鳴イオン化質量分析装置

高速炉の破損燃料は、アルゴンガスにわずかに含まれるクリプトン及びキセノンの同位体比を測定することで同定することができます。高速炉の安全性確保を目的として、同位体比の正確かつ迅速な測定を可能にする「レーザー共鳴イオン化質量分析装置」を開発しました。

研究者:

キーワード:高速炉、クリプトン、キセノン、同位体比、質量分析

技術資料

東京工業高等専門学校

お困りに合わせて、技術相談,化学分析,試作加工行います

製品開発段階、生産過程、納品後…ものづくりの現場では、様々な場面で製品に困りごとが発生します。東京高専の産業技術センターでは、化学分析や試作加工をお引き受けし、ものづくりの現場の困りごと解決のお手伝いをしています。

研究者:産業技術センター技術長 技術専門職員 技術職 藤野宏 雑賀章浩 向川 拓臣

キーワード:金属加工、CAD/CAM、3Dプリンタ、XPS、ICP、XRD、XRF、SEM

技術資料
  

量子科学技術研究開発機構

レーザー誘起振動波診断を用いたインプラント設置強度の定量評価

レーザーパルス照射で生じる試料の振動を、レーザー振動計で計測することにより、高速にインプラント設置強度の定量評価を可能にする

研究者:量子ビーム科学部門グループリーダー錦野将元

キーワード:インプラント レーザー  強度

技術資料

量子科学技術研究開発機構

生物試料用マイクロチップ技術とその応用

微小動物の動きを麻酔を用いずに抑えることで、生きたままでの長時間の観察や放射線局部照射実験を実現する高い保水性能を有する生物試料用PDMSマイクロチップ。

研究者:量子ビーム科学部門主幹研究員鈴木芳代

キーワード:生物 マイクロチップ 保水

技術資料

量子科学技術研究開発機構

結晶成長中のその場観察技術を用いた窒化物半導体の高品質化

SPring-8の放射光を用いて、窒化物半導体の結晶成長の様子をその場観察し、結晶材料の高品質化や新構造開発に役立てます。

研究者:量子ビーム科学部門主幹研究員佐々木拓生

キーワード:放射光 結晶成長 その場観察

技術資料

量子科学技術研究開発機構

生体適合性材料の微細加工技術の研究開発

細胞培養用足場材料創製のため、量子ビームを駆使した、生体適合性材料の次元微細構造及び化学特性制御技術を開発する。

研究者:量子ビーム科学部門上席研究員田口光正

キーワード:細胞培養用足場 高分子 微細加工

技術資料

量子科学技術研究開発機構

軟X線レーザーを用いたナノ構造形成と超微細加工技術

波長13.9nmの軟X線レーザーパルスを材料表面に照射することにより、ナノメートルサイズの構造体を形成する。

研究者:量子ビーム科学部門主幹研究員石野雅彦

キーワード:軟X線レーザー ナノ構造 加工

技術資料

量子科学技術研究開発機構

イオンビームの飛跡を利用したナノワイヤーの形成

イオンビームの個々の粒子が、その飛跡に沿って高分子材料中で引き起こす化学反応を利用して、長さや太さをnmレベルで自由に制御した高分子ナノワイヤーを形成する。

研究者:量子ビーム科学部門上席研究員八巻徹也

キーワード:高分子 ナノワイヤー ナノファイバー

技術資料
 

東京都立大学

ポーラスシリコンの製造方法

細孔のアスペクト比ポーラスシリコンの製造方法  電解エッチングによる細孔の形成に先立ち、エッチングの出発点となる  シリコン基体表面の窪みの形成を、ポーラスアルミナをマスクとして  ドライエッチングで行なうので、、シリコン基体やモールドの破損、損傷  を生ずることなく安定した生産が可能で、面積の大きいもであっても  容易に生産できる

研究者:都市環境学部教授 准教授益田 秀樹 西尾 和之

キーワード:アルミナナノホールアレー、自己組織化、ナノデバイス、ポーラスアルミナ

技術資料

東京都立大学

高分子ゲル、その製造方法、水浄化処理剤及び水浄化処理方法

重金属イオンを捕捉する高分子ゲル、及び該高分子ゲルを用いた水浄化処理  架橋剤として2 個以上のボロン酸基を有する化合物を用いて、  水酸基を複数有する高分子物質を架橋することにより、立体的網目構造  を有するヒドロゲルを作製でき、このとき架橋を常温・常圧下で行うことが  できることを見出した。また、このとき架橋剤に加え、重金属イオン  及び/ 又はリン酸イオン類等の捕捉部位を有するボロン酸化合物を加える  ことにより、重金属イオン及び/ 又はリン酸イオン類の捕捉部位を有する  モノボロン酸化合物が結合した立体的網目構造を有する高分子ヒドロゲル  を作製できることを見出した

研究者:都市環境学部教授 助教久保 由治 西藪 隆平

キーワード:超分子化学、有機合成化学、ナノ材料、無機‐ 有機複合材料、化学センサー、機能性色素、有機太陽電池、π共役ポリマー

技術資料

東京都立大学

金属元素ドープシリカガラスおよびその製造方法

金属元素ドープシリカガラス  液相合成法によって、合成中に原料化合物同士の不均一な沈澱を  生じさせにくい、シリカガラスへの金属元素とリンとの共ドープの手段  を見出して、金属元素が高濃度であっても均一分散したシリカガラス  を作製する方法を提供する

研究者:都市環境学部准教授梶原 浩一

キーワード:無機材料科学、シリカガラス、ガラス、セラミックス、新紫外・真空紫外、ケイ素系有機-無機ハイブリッド、低環境負荷合成、エネルギー変換

技術資料

東京都立大学

単層カーボンナノチューブの結晶作製方法、単層カーボンナノチューブ結晶及び単層カーボンナノチューブ結晶を用いた電子デバイス

単層カーボンナノチューブ(S W C N T )の結晶作製方法  溶媒に単分散された単層カーボンナノチューブ( S W C NT ) を  過飽和状態にすることにより、高純度で、且つ電子デバイスに応用できる  十分な大きさのS W C N T の結晶を作製する方法を提供する

研究者:理学部准教授柳 和宏

キーワード:単層カーボンナノチューブ、エレクトロクロミック、ナノサイエンス、ナノテクノロジー

技術資料

東京都立大学

含水湿潤ゲルの乾燥方法及び含水湿潤ゲルの乾燥装置

湿潤ゲルの乾燥を行う含水湿潤ゲルの乾燥方法  溶媒中に水を含む含水湿潤ゲルを乾燥させる過程で、ゲルに手を加えず、  かつ有機溶媒や気体など亀裂の発生を抑制するための試薬を使用する  ことなく、ゲルの亀裂の発生を抑制する新規な乾燥方法およびこの方法  に用いられる装置を提供する

研究者:都市環境学部准教授梶原 浩一

キーワード:無機材料科学、シリカガラス、ガラス、セラミックス、新紫外・真空紫外、ケイ素系有機-無機ハイブリッド、低環境負荷合成、エネルギー変換

技術資料

東京都立大学

異性化反応制御方法、及び異性体製造方法

静電相互作用を利用した異性化反応制御方法  無機化合物とイオン性分子との静電相互作用を利用して、所望の  異性体を高収率で得ることができる異性化反応制御方法、及び  異性体製造方法を提供する

研究者:都市環境学部准教授高木 慎介

キーワード:光、ポルフィリン、粘土鉱物、ソルバトクロミズム、光捕集系モデル、超高速時間分解測定、有機金属錯体、人工光合成、サイズマッチングルール

技術資料

東京都立大学

含フッ素基修飾ポリシルセスキオキサン液体、含フッ素基修飾ポリシルセスキオキサンガラス及びこれらの製造方法

含フッ素基修飾ポリシルセスキオキサン液体、ガラス及びこれらの製造方法  含フッ素基修飾ポリシルセスキオキサン液体及び低屈折率低分散低密度  の含フッ素基修飾ポリシルセスキオキサンガラスを共溶媒として有機溶媒  を使用せず簡易に製造する方法が提供される

研究者:都市環境学部准教授梶原 浩一

キーワード:無機材料科学、シリカガラス、ガラス、セラミックス、新紫外・真空紫外、ケイ素系有機-無機ハイブリッド、低環境負荷合成、エネルギー変換

技術資料

東京都立大学

ポリシルセスキオキサン液体及びポリシルセスキオキサンガラスならびにその製造方法

ポリシルセスキオキサン液体、ガラスの製造方法  機能性材料として高い有用性が期待されるポリシルセスキオキサン液体  およびポリシルセスキオキサンガラス並びにそれらを製造する簡易な方法  を提供するとともに、波長2 3 0 ~ 8 5 0 n m の吸収係数が5 c m - 1  以下である紫外透明ポリシルセスキオキサンガラスを提供する

研究者:都市環境学部准教授梶原 浩一

キーワード:無機材料科学、シリカガラス、ガラス、セラミックス、新紫外・真空紫外、ケイ素系有機-無機ハイブリッド、低環境負荷合成、エネルギー変換

技術資料

東京都立大学

金多孔質膜の製造方法

均質な多孔質膜をより短期間で製造できる金多孔質膜の製造方法  アノード酸化を行った後、カソード還元を行うことで、均質な多孔質膜を  短期間で製造することのでき、さらにカソード還元時に細孔の欠陥が  発生する場合があることから、孔の欠陥を抑制する手法を考案して  本発明を完成するに至った

研究者:都市環境学部准教授 教授西尾 和之 益田 秀樹

キーワード:アルミナナノホールアレー、自己組織化、ナノデバイス、ポーラスアルミナ

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東京都立大学

微小気泡発生板

マイクロバブルやナノバブルを発生させることができる微小気泡発生板  微細孔を形成するような精密な加工技術を用いなくても微細孔と同様の作用  が期待できる表面形態について種々検討した結果、特定の傾斜面を有する  谷部を形成することで達成しうることを知見した。

研究者:システムデザイン学部准教授小方 聡

キーワード:抵抗減少、撥水性、マイクロチャンネル、エバネッセント光、プラズマアクチュエータ

技術資料

東京都立大学

ゴムホース製造装置及び製造方法

ゴムホースの低コスト且つ省資源にて製造する製造装置及び製造方法  ラインの組み換えなど大規模な装置変更を要することなく、十分に  省資源化して低コストにて効率よく所定形状に成型されたゴムホース  を製造することができる製造方法及び製造装置を提供する

研究者:システムデザイン准教授武居 直行

キーワード:アシストロボット、産業用ロボット、自動化、柔軟物、水中ロボット

技術資料

東京都立大学

陽極酸化ポーラスアルミナ及びその製造方法、並びに陽極酸化ポーラスアルミナスルーホールメンブレン、その製造方法

陽極酸化ポーラスアルミナおよびその製造方法  自己組織化プロセスによれば、陽極酸化に用いる装置をスケールアップする  だけで大面積化にも対応可能であり、平板だけではなく曲率を有する表面  に対しても適用可能であるといった利点があることに着目し、酸性電解液に  特定の酸を添加することで細孔周期を有する陽極酸化ポーラスアルミナ  を実現した。

研究者:都市環境学部教授 助教益田 秀樹 柳下 崇

キーワード:金多孔質皮質、ナノ細孔、大表面積、純水中でのコロイド形成、ポーラスアルミナ

技術資料

東京都立大学

リチウムイオン伝導性材料

リチウムイオン伝導性材料  高いイオン伝導性、合成の容易さと化学的安定性を併せ持つ新規材料  実現のために、ホウ素と共に特定の原子を導入したリチウムボラサイト型  結晶により上記目的を達成し得ることを知見した。

研究者:都市環境学部准教授梶原 浩一

キーワード:無機材料科学、シリカガラス、ガラス、セラミックス、新紫外・真空紫外、ケイ素系有機-無機ハイブリッド、低環境負荷合成、エネルギー変換

技術資料

東京都立大学

固体ポリビニルアルコールの表面修飾剤、固体ポリビニルアルコールの表面修飾方法、及び固体ポリビニルアルコールの表面修飾器

固体ポリビニルアルコールの表面修飾剤、表面修飾方法  温和な条件で固体ポリビニルアルコールの表面を修飾することが可能な  表面修飾剤、方法を達成するために、特定のケン化度を有する  固体ポリビニルアルコールとボロン酸化合物とが温和な条件下で  反応可能であることを知見した。

研究者:都市環境学部助教西藪 隆平

キーワード:超分子化学、有機合成化学、ナノ材料、無機‐ 有機複合材料、化学センサー、機能性色素、有機太陽電池、π共役ポリマー

技術資料

東京都立大学

ナノリボン及びその製造方法

微細細線状の材料であるナノリボン及びその製造方法  グラフェン系のナノリボンでは十分な導電性や磁性を発揮できておらず、  より導電性や磁性に優れたナノリボンの開発が要望され、M o S 2 の結晶  を作製し、この結晶の端を成長の起点と利用することでナノリボンを製造  できることを知見した。

研究者:理学部准教授宮田 耕充

キーワード:ナノサイエンス、二次元結晶、グラフェン、窒化ホウ素、遷移金属ダイカルコゲナイド、 結晶成長、ヘテロ構造、一次元界面、トランジスタ、ガスセンサー

技術資料

東京都立大学

包装容器及び包装容器組立用シート

包装容器及び包装容器組立用シート  開封が容易であり、更には、開封に際しての楽しさや開封のわくわく感があり、  開封の楽しみが多いものである。また、この包装容器を簡単に作り上げること  ができるものである。

研究者:システムデザイン学部准教授金 石振

キーワード:製品イノベーションデザイン、サステナブルデザイン、未来住居環境、未来家電

技術資料

東京都立大学

単一カーボンナノチューブの製造方法

単一カーボンナノチューブの製造方法  再現性が良く、半導体型と金属型とを高純度で分離することができる  単一カーボンナノチューブの製造方法を提供する

研究者:理学部准教授柳和宏

キーワード:単層カーボンナノチューブ、エレクトロクロミック、ナノサイエンス、ナノテクノロジー

技術資料

広島大学

大気圧プラズマビームを用いた超高速・高温熱処理技術

1万度程度のプラズマジェットを大気圧下で発生させ、これを被熱処理物にミリ秒程度の短時間照射することによって、被処理物の表面(数10ミクロン)のみを選択的に1000℃以上の高温で熱処理することを可能にした。このプロセスの応用例としてガラス基板上の非晶質Si膜を同技術により熱処理し、多結晶化したSi膜をもちいて薄膜トランジスタ(TFT)を作製したところ、電界効果移動度61(cm2V-1s-1)、閾値電圧3.4(V)の良好なトランジスタ特性を得た。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 教授 東 清一郎

キーワード:熱プラズマジェット、ミリ秒高温熱処理技術、高パワー密度、大面積処理

技術資料

広島大学

泳動電着法による構造色コーティング

白いシリカ(二酸化ケイ素)の球状粒子と、黒い炭素のナノ粒子を混ぜて集積した膜にすると、光が干渉して構造色が発現する。 そこで、粒子の集合体を作製することによる色材の開発を行った。 大面積・複雑形状表面にもコーティング可能である泳動電着法を用いてシリカ粒子のサイズを変えるだけで多彩な色を実現することを明らかにした。さらに、電着条件によってコーティング膜の発色性や堅牢性を制御することが可能であることを明らかにした。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 教授 片桐 清文

キーワード:色材、構造発色性材料、コーテング技術、泳動電着法、二酸化ケイ素、

技術資料

広島大学

単三電池で数年駆動可能なガスセンサーの開発に向けて

水中に分散した多層カーボンナノチューブ(CNT)をガラス基板上に塗布、成膜。これに電極を取り付けることでセンサーとしている。電気抵抗がガスの圧力によって変化する。検出の原理は我々のグループが解明した。カーボンナノチューブ上への吸着エネルギー、ガス分子の大きさ、誘電率など分子固有のパラメーターが、過渡応答に影響を与えるため分子種の特定が可能ではないかと考えている。現在はそのために水平配向CNTを格子状に積層し、S/N比の向上させること及び基礎データの収集中である

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 井上 修平

キーワード:ガスセンサー、多層カーボンナノチューブ(CNT)、水平配向CNTの格子状積層

技術資料

広島大学

高品質な色の実現 -波長変換粉体の開発-

LEDで白色光を得る方法はいくつかあるが、青色LEDによって補色である黄色発光を元の青色と混合することで実現する手法が注目されている。現在この黄色蛍光体はYAG(イットリウム、アルミ、ガーネット)を用いたものが主流であるが熱安定性と費用に問題がある。2017年からYAGに関する特許が失効し始めているためYAGにも再び注目が集まっているが、本研究ではゾルゲル法による低温合成が可能なリチウムシリケイトを用い、Eu2+の4f-5d遷移に基づく発光を制御することに注目している。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 井上 修平

キーワード:リチウムシリケイト、ゾルゲル法、UV→可視光への変換、発電効率の向上

技術資料

広島大学

鋳放使用可能なNear-α型チタン合金の設計と特性評価

Near-α型Ti合金の設計に、DV-Xαクラスター法より得られた,2種の電子パラメータ(Bo:原子間の結合次数,Md:d軌道エネルギーレベル)を用いた.また,溶製した合金の強度,高温耐食性を評価した。得られた主な結果を以下に示す。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 教授 松木 一弘

キーワード:near-α型Ti合金、DV-Xαクラスター法、浮揚溶解法、強度・延性・耐食特性

技術資料

広島大学

希薄流および連続流解析へのCIP法の応用

希薄流の様な平均自由行程が長い,マイクロチャネルの様な系の代表長さが小さい流れでは,クヌッセン数(Kn)が大きい流れを解く為に,BGK方程式を実空間・速度空間2次元(位相空間4次元)に拡張を行い,基礎的な例題等を用いた検証結果を,連続流に近い条件(Kn =0.002)から希薄流(Kn=0.05)で衝撃波の反射問題で示す。実空間にCIP法に適した解適合ソロバン格子を用いることで,ディフューザーの様な内部流で生じる,小Kn数(連続流)での反射衝撃波面・接触不連続面の格子解像度向上,及び大Kn数(希薄流)で波面が鈍る様子も計算可能である。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 尾形 陽一

キーワード:解適合格子の数値解析手法、CIP法、希薄流および連続流解析

技術資料

広島大学

⾦属間化合物強化複合材料及びその製造⽅法

従来から、種々の要求に適合する材料を実現するべく単体の材料では持ち合わせなかった特性を有する、異質な材料を組み合わせた複合材料の開発が様々な分野で行われている。例えば、金属材料の分野においては、アルミニウムの特徴である軽さを維持したまま、その強度や耐摩耗性を向上させるべく、様々な方法でにより、アルミニウム材料にセラミックス粒子を分散複合化させたセラミックス粒子分散複合アルミニウムを製造する研究例が多い。本研究は、これらとは異なる製造方法として、金属多孔体を溶融金属で含侵させ、ニッケルとアルミの反応性を利用してアルミニウム合金マトリックス中に微細な金属間化合物が分散されることによる分散性の制御及び形状の自由度を上げられる。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 崔 龍範

キーワード:アルミニウム合金、強化複合材料、分散性の制御、形状の自由度

技術資料

広島大学

チタン基複合材料の新たな製造方法

本発明は、チタンマトリックス中に粒子状の炭化チタンが分散したチタン基複合材料の製造方法であって、樹脂に黒鉛粉末、カーボンナノファイバー、又は黒鉛粉末及びカーボンナノファイバーの混合物を分散させてシート状に形成したグラファイトシートと、酸化膜を除去した板状チタンを準備する工程と、圧力方向に離間する前記板状チタンの間に前記グラファイトシートを挟んで積層した積層試料を作製する工程と、チタンの融点をMp(K)とした場合に、前記積層試料を、973K以上Mp以下の温度条件下で、圧力を加え保持することにより、前記グラファイトシートをを消失させるとともに、炭化チタン粒子を分散させる焼結工程と、を備えることを特徴とする。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 崔 龍範

キーワード:チタン基複合材料、グラファイトシート、焼結工程

技術資料

広島大学

プリフォームを要しない炭素繊維強化複合材料の製造プロセス開発及び特性評価

背景:今まで実現できなかったプリフォームの成形プロセスが必要としない、高体積率(30vol.%)を有する炭素繊維強化金属基複合材料の製造プロセスの開発することである。 方法:常温でアルミインゴットの間に,炭素繊維を導入し、1073Kまで温度を上昇した後,一定の圧力(0.8MPa以下)を加え、加圧鋳造法を行う.図1は作製方法の模式図を示す。 成果:図2は0.8MPa下、無電解銅を施した炭素繊維を用い作製した複合材料の外観写真である。体積率は7.1-29.1vol.%である。図3は体積率7.1,14.3,29.1

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 崔 龍範

キーワード:炭素繊維強化金属基複合材料、製造プロセス、アルミインゴット

技術資料

広島大学

熱界面シート及びその製造方法

本研究で開発された熱界面シートは、熱可塑性樹脂 と、カーボンナノファイバーを含有する熱界面シートである。製造過程は混合→塗布工程→乾燥工程→剥離工程であり、シートの厚さは20µから100µであるが、シートの厚さは自由に変えることが可能である。シートの硬度(Hs, 82-85)、熱伝導率(厚さ方向, 14.3W/mK )の特性を持っている。また、熱界面シートは適当な大きさに切り出す際に、端面から切粉が発生することが問題であるが、本シート材はその問題を解決され、作業性の効率も上がる。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 崔 龍範

キーワード:熱界面シート、熱可塑性樹脂 、カーボンナノファイバー、軽量かつ高い熱伝導率

技術資料

広島大学

生物発光を用いた迅速かつ高感度バイオアッセイ法を確立

例えば、ルシフェリンに付加するペプチドを変えれば、プロテアーゼの高感度検査になる。また、ルシフェリンに糖鎖を付加すれば、糖鎖分解酵素の検査ができる(例えば、シアル酸を付加すれば、タミフルのターゲットであるインフルエンザのノイラミニダーゼが高感度に検出できる。タミフル耐性かどうかの検査も迅速にできる特許をすでに取得)。今後、企業ニーズに応じた種々バイオアッセイへの応用展開、共同研究の申し込みを期待している。

研究者:大学院統合生命科学研究科 教授 黒田 章夫

キーワード:バイオアッセイ、生物発光、ルシフェリン派生体、エンドトキシン検出法

技術資料

広島大学

目視できない条件下の物体の挙動(位置・速度)の評価法

微小な固体の放射線源をマーカーとして配管中の流体に添加し、発せられる放射線の数を検出器で定量し、それを解析して線源の位置・速度(もしくは速さのみ)を評価する。 従来技術の問題点であった、不透明な配管(壁)を隔てた物体の位置・速さを評価することに成功した。 また、従来は管を透明にすること(PIV)や大掛かりな線源・検出器・画像解析法(放射線透過撮影・SPECT)が必要であったが、これを不要とし、適用可能な速さ域を精査した上での評価が可能となった。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 田中 憲一

キーワード:位置・動きの測定方法、放射線マーカー、配管検査

技術資料

広島大学

低温菌を活用したシンプル酵素触媒による効率的な物質変換

熱処理温度をなるべく低く設定すればで微生物に限らず、動物、植物由来の酵素を利用して多彩な物質変換系を構築することが可能となる。そこで30°Cより低温で生育する低温菌を宿主としてシンプル酵素触媒の構築を行った。酵素を発現させた細胞を中温(40~50°C)で熱処理することにより、変換酵素を失活させることなく宿主低温菌の代謝酵素を失活できる。したがって、この生体触媒は中温性酵素によるものつくりのみが進行する。これならば副産物を生じることなく収率100%の化学品生成を行うことが可能になる。熱を加えるだけで副産物をカットできることから「シンプル」な触媒といえる。この触媒を用いて、ポリマー原料となる化学品の高収率変換を行っている。

研究者:大学院統合生命科学研究科 助教 田島 誉久

キーワード:生物由来酵素、酵素触媒、化学品の高収率変換

技術資料

広島大学

微生物細胞内で発現しているmRNAの特異的直接検出 微生物菌叢内の「誰が何をしているのか?」を可視化

抗生物質やサプリメント剤など微生物の有用機能物質は私達の生活の中で様々に利用されていますが、これまでの微生物研究は単菌分離培養が可能な種のみが対象でした。しかし、環境中の99%以上の微生物は単菌分離培養が難しいことから、これらの微生物資源・遺伝子資源の利用方法として、近年では遺伝子配列を読む「メタゲノム解析」が身近なツールになりました。一方、得られる情報はバラバラにされた遺伝子配列です。そこで、「誰がどの遺伝子を持っているのか?」を可視化することにしました。さらにその遺伝子が機能しているかどうかを知るために、mRNAを標的分子に選びました。

研究者:大学院統合生命科学研究科 教授 岡村 好子

キーワード:微生物、mRNA検出、 1細胞レベルの可視化技術、

技術資料

広島大学

放電焼結による難焼結材料の作製

現有しているため、高硬度・高熱伝導率の両特性を満足する高性能材料の開発機運が高まっている。そこで、純Feと純TIB2粉末を原料として放電プラズマ焼結によるTiB2在使用されている熱間工具金型材料としてSKD61が挙げられる。SKD61は低硬度・低熱伝導率を強化Fe系複合材料を作製する。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 教授 松木 一弘

キーワード:Fe-TiB2複合材料、熱間工具材料、焼結挙動、界面反応相の制御

技術資料

広島大学

ファイバ型2色温度計による切削加工における工具刃先温度の測定

スローアウェイエンドミルを用いてチタン合金を側面加工する際の1回の切削中における工具は先温度の推移を調べた.切り取り厚さが最大で開始され0で終了するダウンカットにおいて乾式では切り取り厚さが減少していくにもかかわらず工具刃先温度は上昇を続ける.切削油剤を供給したとき,切り取り厚さが小さいときに切削温度の低減効果が大きいことが分かった.

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 田中 隆太郎

キーワード:工具刃先温度測定、ファイバ型2色温度計、切削メカニズム

技術資料

広島大学

大気圧プラズマによる無機薄膜の常温常圧製膜

アルゴンや窒素を放電ガスとする大気圧プラズマの後段に無機薄膜の原料となる金属アルコキシドを導入し,プラズマ中の活性な粒子により化学反応を促進することで,常温常圧で無機薄膜を製膜可能な大気圧プラズマプロセスを開発した.多孔質基板上にシリカ層を形成することで,水素や二酸化炭素の分離に有効な分子ふるい膜の製膜に成功している.また,高分子基材上にチタニア層を形成することで,高分子の紫外線による劣化を防止する紫外線遮蔽膜の製膜も報告している.大気圧プラズマCVDは,常温常圧で様々な機能性薄膜を製膜可能な技術であり,原理的に完全開放系での製膜も可能であることか,工業規模の製膜技術として適している

研究者:大学院先進理工系科学研究科 助教 長澤 寛規

キーワード:大気圧プラズマ、無機薄膜、分子ふるい膜、シリカ層、チタニア層、高分子基材

技術資料

広島大学

超臨界流体を用いたメソポーラス材料の創製プロセス

ScCO2法によるテンプレート剤抽出・表面修飾連続処理法,または従来法により作製したMCM-41のテンプレート剤抽出率,表面修飾量及びN2吸着による分析結果から,連続処理法ではテンプレート剤抽出率はほぼ100%を達成し,また表面修飾において重要なシランカップリング剤表面修飾量は従来法に比べ約1.5倍の値を示した.これは焼成段階での修飾サイトの消失がなかったためと考えられる.また、従来法に比べて均一細孔径であり細孔容積・比表面積はほぼ同程度であり,このことから本研究で新たに開発したScCO2連続処理法の有意性を確認した.

研究者:大学院先進理工系科学研究科 助教 宇敷 育男

キーワード:超臨界二酸化炭素、メソポーラスシリカ、抽出・表面修飾連続処理

技術資料

広島大学

安価な原料、環境負荷が低い合成プロセスで作製できるグラフェン/シリカ(シリコン)の開発

ラフェンを大量に合成する手法として、安価な天然グラファイトを出発原料とし、酸化処理、剥離により酸化グラフェン (GO) を得る。GOは水との親和性が高いために水中に均一に分散可能である。またGO水分散液は酸性を示す。そこで、GO分散液にシリカの前駆体であるテトラエチルオルトシリケート (TEOS) を添加すれば、TEOSが系中でゾルーゲル反応し、シリカを生成する。その結果、GOとシリカの複合体を簡便に得ることができる。得られた複合体を加熱処理あるいはビタミンCのような環境負荷の少ない還元剤で処理することでグラフェン/シリカ複合体が合成できる。またマグネシウム存在下で加熱処理することでグラフェン/シリコン複合体も得られる。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 今榮 一郎

キーワード:グラフェン/シリカ複合体、ゾルゲル反応、水溶性

技術資料

広島大学

グラフェン/金属酸化物複合体の簡便合成法の開発

黒鉛の酸化によって生成する酸化黒鉛は超音波程度の衝撃で単層剥離し、酸化グラフェン (GO) を与える。GOは水分散性が良好で、その水分散液は酸性である。このGO水分散液に、金属酸化物(例えばシリカ, SiO2)の前駆体(テトラエチルオルトシリケート, TEOS)を添加するだけで容易にゾルーゲル反応が進行しGOと金属酸化物との複合体が得られる。この複合体を熱処理することでGOが熱還元され還元型酸化グラフェン (rGO) が生成し、rGOと金属酸化物を複合化することができる。還元反応にはビタミンCやドーパミンといった環境負荷の低い試薬を用いた化学還元も適用できることを見出した。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 今榮 一郎

キーワード:グラフェン/金属酸化物複合体、ゾルゲル反応、水溶性、酸化グラフェン

技術資料

広島大学

構造制御したπ共役系化合物の開発 ~オプトエレクトロニクスデバイス用材料への応用~

Grignard反応やStille反応、Suzuki反応など典型的な有機合成化学的手法で分子構造制御した新規なπ共役系化合物を設計・合成する。得られた化合物の分子特性(光学的性質、電気化学的性質、電気的性質、熱的性質など)を分子構造と関連付けて解析する。蒸着装置やスピンコーター、ドクターブレードなどを用いて実際にエレクトロクロミックディスプレイや太陽電池、熱電池といったデバイスの作製を行い、デバイス特性を評価する。分子特性やデバイス特性から得られた情報をフィードバックし、デバイスの更なる高性能化を目指した材料開発のための分子設計指針を行う。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 今榮 一郎

キーワード:ポリチオフェン、π共役系高分子、デバイス、分子設計指針

技術資料

広島大学

各種接合継手の疲労破壊機構の解明および損傷評価技術

マルチマテリアル車体実現のためには様々な接合技術の適用が必要とされています.そのため,各種接合技術(スポット溶接,レーザ溶接など)に対して,強度の高い継手作製や継手の信頼性向上が求められています.そこで私達は,継手に発生するき裂の3次元的観察や,き裂近傍応力場の数値解析によりその破壊メカニズムの解明を行っています.また併せて,異なる荷重モードや実際の構造物に作用する複雑荷重下での評価も行い,壊れにくい構造物を作るために必要な支配因子について研究を行っています.

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 曙 紘之

キーワード:破壊メカニズム、疲労破壊機構解明、疲労損傷、3次元的観察、き裂近傍応力場の数値解析

技術資料

広島大学

質量分析法によるゼオライトの形成メカニズム推定

本技術ではゼオライト水熱合成過程の上澄みに存在する中間体(アルミノシリケートオリゴマー)を質量分析法によって直接観察することで、その構築に関わる化学種を明らかにできる。既存では、液中のオリゴマーの平均化された情報しか得られないが、本測定法では個々のオリゴマーの相対量や構造を解析可能であり、分子レベルでのメカニズム推定が可能である。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 助教 津野地 直

キーワード:ゼオライト、水熱合成、エレクトロスプレーイオン化質量分析、中間体(アルミノシリケートオリゴマー)

技術資料

広島大学

製造工程ムダ排除と品質安定化- データベースを核とした品質制御アルゴリズム –

従来は,数式として表現が難しい機器に対しては,良好な制御結果を得ることが困難でしたが,本研究シーズでは,蓄積されたデータを直接利用することで,従来の「数式モデル化」を回避することが可能となっております。そのため,① 機械立ち上がり時間の短縮(1日の生産量向上),② 日々の操業条件の変化に対応(熟練技術の再現),③ 人に依存しない製品製造(品質のばらつき抑制)の実現が可能となっております。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 助教 木下 拓矢

キーワード:制御工学、データベース駆動、1日の生産量向上、熟練技術の再現、品質のばらつき抑制

技術資料

広島大学

高耐久性ゼオライトの合成と応用

一般的なゼオライトの合成は、形成に適さない中間体を経由し、非効率な結晶成長をするために、構造欠陥が生じ、これがゼオライトの耐久性を低下させていた。そこで、ゼオライトを分解してゼオライトを再構築するゼオライト水熱転換法および多段階で出発原料を調製するstepwise gel preparation(SGP)を開発し、合成過程の中間状態(オリゴマーの構造分布等)の意図的な制御を行うことで、効率的な結晶化を進行させ、欠損の少ない高耐久性ゼオライトを合成した。さらに、リン含有鋳型分子をゼオライト合成系に加えることで、リンが構造を安定化するリン修飾ゼオライトを作製でき、ゼオライトの著しい耐久性向上につながった。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 助教 津野地 直

キーワード:ゼオライト水熱転換法、stepwise gel preparation(SGP)、水熱合成中間状態、リン修飾ゼオライト

技術資料

広島大学

多糖を用いたポルフィリン誘導体の水溶化技術の開発

多糖類の一種であるβ-1,3-グルカン(GL)とテトラアミノフェニルポルフィリン(TAPP)を高速振動粉砕法で調整することにより、100nm程度の自己会合したGL-TAPP錯体を作成することができます。 GL-TAPP錯体は、蛍光をもちませんが、リポゾームを添加することで、650nm付近に強い蛍光を発します。この現象を、細胞内での蛍光発光に利用することができます。さらに、末端をNH2からOHに変えることで蛍光強度があがり、細胞を特化することができます。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 教授 池田 篤志

キーワード:疎水性ポルフィリン、水溶化技術、高速振動粉砕法(ボールミル)、蛍光プローブ

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広島大学

位相最適化手法による高張力鋼板プレス成形時の 金型たわみ最小化

金型を剛体でモデル化したプレス成形CAEから金型に加わる反力を求める.続いて,弾性体としてモデル化した金型に反力を境界条件として付与し,目標重量(体積)においてたわみ量が最小となる金型構造を決定する,このプロセスでは人間によるトライ・アンド・エラーではなく,位相最適化手法を用いることで自動化を行う.最後に,以上により決定された金型形状がたわみ,応力集中などの面で既存金型からどのような優位性を持つか検証する.

研究者:大学院先進理工系科学研究科 助教 濱崎 洋

キーワード:位相最適化手法、シミュレーション、鋼板プレス、金型たわみ

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広島大学

噴霧を用いた多孔性配位高分子の連続合成および形態制御

本研究のプロセスでは、MOF前駆体の金属イオンと有機配位子の溶液を噴霧・乾燥することで簡便に球状MOF粒子、MOF-ナノ粒子複合材料、MOF薄膜を連続合成することが可能である。 従来法と同等の高い多孔質特性を維持したMOF粒子を連続的に合成することが可能である。 溶液中に機能性ナノ粒子(例: 磁性ナノ粒子など)を添加することにより、ナノ粒子の持つ機能性も発現する複合材料の合成が可能である。 噴霧を加熱した平面基板上に行うことにより、MOF薄膜を基板上に短時間で成膜することが可能である。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 助教 久保 優

キーワード:多孔性配位高分子(Metal-organic framework, MOF)、噴霧液滴プロセス、多孔質特性

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広島大学

世界初!室温で1つの分子に情報記録 ~単分子で強誘電特性を観測、記録密度が1000倍に~

広島大学大学院理学研究科の西原禎文准教授、加藤智佐都博士(元大学院生)らの研究チームは、室温で強誘電性(メモリ効果)を示す分子の存在を世界で初めて突き止めた。今回開発した物質を用いることで、市販されている不揮発性メモリーの記録密度を1000倍以上向上させることが可能になる

研究者:大学院先進理工系科学研究科 教授 西原 禎文

キーワード:単分子誘導体、強誘電性、不揮発性メモリー、ポリオキサメタレート

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広島大学

金属および金属基複合材料の機械的・物理的性質と材料組織

材料プロセス,材料特性および材料組織は密接な関係にあり,高機能・高性能な金属および金属基複合材料を開発するためには,これらの関係性を理解しながら材料開発を進めることが重要である。しかしながら,実用材料の開発においては,材料プロセスおよび材料特性に焦点が当てられることが多く,材料組織の評価およびそれに付随したモデリングは後回しにされる傾向がある。本研究では材料組織定量化,機械学習による組織判別および材料モデリングを簡便に行えるソフトウェアの独自開発を行った。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 杉尾 健次郎

キーワード:金属および金属基複合材料、組織判別ソフトウェア、材料モデリング

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広島大学

切削条件選定のための工具ー被削材間凝着の評価法

切削加工中に発生する工具と被削材間の凝着は,切削条件によっては不安定となる場合があり,これが切りくず流れを変動させ切削抵抗も変動する.また同時に凝着物の大きさも変動するので,仕上げ面の谷形状も変動する.切削加工の理想的な姿は,工具幾何形状が仕上げ面に転写されることであるため,谷形状と工具形状との差が凝着物による過切削部分となり,凝着物の大きさを示す指標となる.従って,なるべく切削抵抗と谷形状が安定しており,凝着物の大きさが小さい切削条件を選定すれば,適切な切削条件が選定できたことになる

研究者:大学院先進理工系科学研究科 助教 關谷 克彦

キーワード:切削、工具―被削材間の凝着状態、切削抵抗測定、仕上げ面の断面形状測定

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広島大学

塗布型有機薄膜太陽電池の材料開発

●ポリマーの結晶状態と分子配向を制御することで電荷輸送性を向上させた。 ●現在14%程度の発電効率を実現。2020年には20%実現を目指す。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 教授 尾坂 格

キーワード:塗布型有機薄膜太陽電池 OPV

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広島大学

周期/非周期センシングとモーションコントロール

産業用ロボット,自動機械,モータシステムら機械システムにおける周期(繰り返し・正常)情報と非周期(突発・異常)情報を利用し,機械システムの高精度化とヒトとの協働を実現する。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 助教 村松 久圭

キーワード:機械力学 制御工学 モーションコントロール ロボティクス メカトロニクス リハビリテーションロボティクス

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広島大学

色調制御可能なスマートウィンドウ開発

●π共役系高分子は電気化学的な酸化・還元反応によって、可逆的に色彩変化できる特徴(エレクトロクロミズム)を有している。さらに、π共役系高分子は分子構造により様々な色調(RGB(赤・緑・青)色)に制御できる。分子構造によっては可視光領域での光吸収を抑制し(透明になる)、近赤外光領域の光を吸収できる(熱線を遮断できる)。 ●以上の特徴を応用し、π共役系高分子の色調を自在にチューニングできる分子設計指針を確立し、様々なニーズに適合した色彩を呈することができるスマートウィンドウ開発を目指す。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 今榮 一郎

キーワード:π共役系高分子 スマートウィンドウ 導電性積層体 構造制御 エネルギー変換材料

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広島大学

高速センサフィードバックに基づくロボットマニピュレーション

●高速センシングと高速アクチュエーションを基軸とした超高速フィードバック作業の実現 ●高速性と低衝撃を両立する制御手法/ハードウェアの開発 ●モデル化が困難な不確定作業環境において高速特性を利用した高精度作業の実現

研究者:大学院先進理工系科学研究科 准教授 妹尾 拓

キーワード:知能ロボティクス,機械力学,制御,把持操り,センサフィードバック

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広島大学

製造効率の向上を実現する制御アルゴリズム

●センサー技術が発達した現代では、温度、湿度等の気象情報や、稼働している機械の電流、電圧等の運転情報、原料投入量や歩留まり等膨大なデータが瞬時に収集可能。 ●本研究では、膨大なデータが収集可能な超情報化社会に適した新しい制御方法を開発する。 ●新制御方法は、データベースを基盤とし、機器のデータのみならず、熟練者の制御パラメータ変更履歴を格納するため、熟練技術の再現をすることが可能である。 ●導入後は、コンピュータで学習することにより、熟練技術を超える制御を実現することが可能となる。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 助教 木下 拓矢

キーワード:データ指向型制御 カスケード制御

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広島大学

ICTを活用した革新的ものづくり

広島地域でこれまで培われた先進的な自動車等の開発・生産技術と産学官連携モデルをさらに進化し,「デジタルイノベーションを担う人づくり」と「産学の創発的研究開発」を推進するため、、内閣府の「地方大学・地域産業創生交付金」を活用して2019年2月に「デジタルものづくり教育研究センター」を設立しました。 広島地域ではものづくりのデジタル化に対応することが喫緊かつ将来の課題となっています。そこで,モデルベースにより新たな機能を実現する材料研究,データ駆動によるモデル化,高速ビジョンによるモニタリングを行い,生産プロセスのスマート化を実現するシステムを,地域企業と共同で開発していきます。

研究者:デジタルものづくり教育研究センター 特任教授 中條 善樹

キーワード:材料モデルベースリサーチ,データ駆動型スマートシステム,スマート検査・モニタリング

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広島大学

筆で塗ると、発光分子が並ぶ 更に、3Dでメカニズムを解明

有機EL用の高分子を溶かした溶液を絵を描くように塗り乾燥することで、配向度の高い配向膜が得られることを発見した。これは有機EL製造の基幹技術として有望であり、薄型でしなやかなスマートデバイスのディスプレイを進化させることができる。

研究者:大学院先進理工系科学研究科 教授 齋藤健一

キーワード:有機EL用高分子、配向、スマートデバイス

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海洋研究開発機構

耐腐食性が良好で、安価な鋳造性耐圧容器

耐腐食性が良好かつ安価な鋳造製耐圧容器で、あらゆる分野に利用可能(海洋、航空、発電、化学工業等々) (特許第6436481号)

研究者:研究プラットフォーム運用開発部門 技術副主幹 渡 健介

キーワード:耐圧容器、耐腐食性、鋳造、指向性凝固

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海洋研究開発機構

応力集中に十分耐える深海探査用耐圧容器

深海探査時の応力集中に耐える耐圧容器 (特許第6059249号)

研究者:研究プラットフォーム運用開発部門 技術主任 前田 洋作

キーワード:深海探査、耐圧容器、外殻部材

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海洋研究開発機構

微粉末を高効率で回収可能な粉粒体回収装置

マイクログラムスケールの微量紛体を確実かつ効率的に回収する (特許第5009688号)

研究者:海洋機能利用部門 主任研究員 坂井 三郎

キーワード:微量粉体、回収、高回収率

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海洋研究開発機構

初心者でも試料観察面の鏡面仕上げができる研磨板

研磨装置、技術メーカー又はラッピングフィルムメーカーとの共同製作と販売 (特許第6754519号)

研究者:超先鋭研究開発部門 主任研究員 清水 健二

キーワード:鏡面仕上げ、ラッピングフィルム、研磨板、研磨装置

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海洋研究開発機構

岩石試料等の微小部分が採取可能なマイクロミル

・岩石試料や化石試料の微小部分の精密分析ができる。
・環境動態解析、地質学や古生物学調査に有効な手法である (特許第4608370号、特許第4203860号)

研究者:海洋機能利用部門 主任研究員 坂井 三郎

キーワード:回転切削ドリル、分析試料採取、精密分析、地質

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海洋研究開発機構

岩盤やコンクリートの加工が容易となるガラスバルク体の製造

岩盤やコンクリート材の切削、孔あけ加工及び表面処理が容易となるガラスバルク体の製造方法 (WO/2020/026766)

研究者:超先鋭研究開発部門 プログラム長 川人 洋介

キーワード:レーザー、ガラスバルク

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