お問い合わせ

食品

筑波大学

ヒト胃消化シミュレーター

ヒト胃のぜん動運動を定量的に模擬可能な胃消化シミュレーターは、物理的・化学的消化作用を同時に考慮したin vitro 胃消化試験が可能な装置です。本シミュレーターの利用により、食品粒子が、ぜん動運動が活発に起きる幽門部を模した容器の内部で消化されていく挙動を直接観察することが可能となります。

研究者:生命環境系 市川 創作 教授 * 農研機構 食品研究部門 食品健康機能研究領域 上級研究員 小林 功

キーワード:胃消化 シミュレーター ぜん動運動

インフォグラフィックス

筑波大学

食用植物由来のアミロイドβ凝集阻害物質の機能解明と応用

研究者:生命環境系 繁森 英幸 教授

キーワード:アミロイドβ、 凝集阻害物質

技術資料

筑波大学

メタボやサルコペニアを予防する発酵茶から抽出する高分子ポリフェノールMAF

紅茶やウーロン茶などの発酵茶から分離抽出した高分子ポリフェノール(MAF)は、ミトコンドリアを活性化して、脂肪肝を防ぎ、運動との併用で筋持久力を上げ、筋肉量を増加させます。

研究者:体育系 武政 徹 教授

キーワード:高分子ポリフェノール、筋肉量増加、MAF(Mitochondria activation factor)、骨格筋培養細胞

インフォグラフィックス

筑波大学

作物根菌土壌への拮抗菌の定着性向上技術の開発

研究者:生命環境系 山田 小須弥 准教授

キーワード:作物根菌土壌、 拮抗菌

技術資料

筑波大学

植物の環境応答反応を化学する

植物の二次代謝産物は、実は多面的生物活性を持っています。具体的な研究は、(1)様々な環境変化に応じて植物が再生する整理活性物質の単離・同定、(2)その物質の生合成系・作用メカニズムを明らかにし、農業生産分野に応用、を行っています。

研究者:生命環境系 山田 小須弥 准教授

キーワード:植物の再生、 環境応答反応、 多面的生物活性

技術資料

筑波大学

源生林あしたば成分を利用した家畜の不妊症改善

夏季の暑熱ストレスは、家畜全般の繁殖力の著しい低下、乳牛の乳量や乳質の低下、乳房炎の増加などを起こします。採卵鶏では、卵の小型化や卵殻の脆弱化が起きます。「源生林あしたば」は、耐寒性・越冬性が付与された新品種です。この「あしたば」を飼料として家畜に与えることで、繁殖力の低下を防止できます。

研究者:生命環境系 宮崎 均 教授

キーワード:あしたば、不妊症、飼料

インフォグラフィックス

筑波大学

食品化学による食素材・食品の研究~無駄なく素材を使えます、機能性食品の安全を見守ります~

酵素や微生物を用いて、マーケットのニーズに合わせた新しい機能性を持った素材変革や、新たな食品の相性基づき、生きるために欠かせない「食」を、分子生物学的にカラダに良い、健康になれる「食」への開発を提案します。

研究者:生命環境系 吉田 滋樹 准教授

キーワード:機能食品、 安全性

技術資料

筑波大学

マメ科植物は根粒菌との共生が大気中の窒素を栄養源にする

モデルマメ科植物ミヤコグサを用いて、(1)根粒形成を司る分子機構に関する研究、 (2)窒素栄養環境に応答した植物の器官形成機構に関する研究、(3)マメ科植物の形づくりの基本体制に関する研究を進めています。

研究者:生命環境系 壽崎 拓哉 准教授

キーワード:植物共生、ミヤコグサ

技術資料

筑波大学

思わずかじりつきたくなる香りのする桃

近年、果樹生産の現場では、温暖化や異常気象、生産者の高齢化などの多くの問題が生じています。落葉果樹と熱帯果樹を対象に、温度などの環境要因が樹体や果実に及ぼす影響や、新たな栽培法を研究しています。

研究者:生命環境系 菅谷 純子 教授

キーワード:果樹、 栽培法

技術資料

筑波大学

自然界の微生物から新しい菌を発見する方法

自然界の様々な微生物から新たな菌を探し出します。例えば、有用物質の「生産」菌、有害物質の「分解」菌、変わった性質を持つ「変な」菌を見つけます。そして、見つけた菌を産業に利用します。

研究者:生命環境系 中島 敏明 教授

キーワード:微生物、 探索、 生産菌、 分解菌

技術資料

筑波大学

分光学的手法を用いた農産加工プロセス中の分析法の開発

分光分析法は光を照射するだけで農産物の成分や物性を瞬時に計測することができます。これを用いて、より効率的な加工法や鮮度保持法の開発、また、機能性成分を生産プロセス中に計測することを目指します。

研究者:生命環境系 源川 拓磨 助教

キーワード:食品・農産物の非破壊での光分析

技術資料

筑波大学

湿式微細化 Micro Milling 技術の応用

湿式微細化 Micro Milling (石臼)を活用することで、例えば米を原料としたライスミルクができます。

研究者:生命環境系 北村 豊 教授

キーワード:湿式微細化 Micro Milling、石臼、ライスミルク、米

インフォグラフィックス

筑波大学

鉱山跡地での緑化に向けた植物と内生微生物との相互作用の利用

鉱山跡地の自生植物と土着微生物の相互作用を利用した緑化を推進することは、自然本来の機能に回帰した環境回復(グリーンレメディエーション)につながり、鉱害防止や坑廃水発生量(処理コスト)削減に貢献できる。

研究者: 生命環境系 准教授 山路恵子

キーワード: 緑化、内生微生物

技術資料

筑波大学

水の新たな付加価値創出に向けた湧水の履歴情報としての微生物適用の検討

山地源流域の湧水を対象とし、水の起源、年代、経路等の履歴を、温暖化ガスのフロン、代替フロンから評価するとともに、全菌数との関係性を検討し、微生物情報から水の履歴を読み解く可能性を検討する。

研究者: 生命環境系 教授 辻村真貴

キーワード: 湧水、履歴情報、微生物適用

技術資料

筑波大学

植物病害防除に向けた植物免疫シグナル経路の可視化

農作物の病害防除に重要な植物免疫シグナル系は、病原体感染部位で時空間的に複雑なパターンで活性化することを見出した。本成果は耐病性育種や新規耐病性誘導薬剤開発等に寄与するものである。

研究者: 生命環境系 准教授 別役重之

キーワード: 植物病害防除、植物免疫シグナル経路

技術資料

筑波大学

植物病害防除に向けた植物免疫シグナル経路の可視化

農作物の病害防除に重要な植物免疫シグナル系は、病原体感染部位で時空間的に複雑なパターンで活性化することを見出した。本成果は耐病性育種や新規耐病性誘導薬剤開発等に寄与するものである。

研究者: 生命環境系 准教授 別役重之

キーワード: 植物病害防除、植物免疫シグナル経路

技術資料

名古屋工業大学

非熱プラズマによる植物工場培養液の殺菌技術

植物工場においては、培養液を循環させる薄膜水耕栽培が広く採用されている。オゾン水を用いた従来の殺菌技術では、オゾンによる生育阻害などの課題があった。そこで課題解決策として、植物の生育阻害を引き起こさない不活性のガスを用いた非熱平衡プラズマによる培養液の殺菌技術を提案します。

研究者:安井 晋示 教授

キーワード:環境技術・環境負荷低減、環境材料・リサイクル、プラズマ

技術資料1 技術資料2

千葉大学

トマト緑熟果の追熟による、安定的なトマト生産方法

トマトが青いうちでも赤くなる前に熟した時期(緑熟)があり、このとき摘果し、冷蔵庫で保存し、出荷直前に加温して赤くする(追熟)と、見た目も味も栄養もほぼ変わらない赤いトマトになる。出荷調整可能。

研究者:大学院園芸学研究科 淨閑 正史 准教授

キーワード:トマト、緑、熟果、追熟、出荷調整

技術資料

千葉大学

リアルタイム ストロンチウム90測定技術

高速荷電粒子のみに反応しγ線や低エネルギーβ線には反応しないチェレンコフ効果を応用した新しい90Sr測定法を開発した。現在のJIS規格測定法では2〜4週間の測定時間を要するが、この新測定技術によって小型・軽量でポータブルなリアルタイム(10分〜1時間)ストロンチウム90測定器を実現できる。

研究者:大学院理学研究科 河合 秀幸 准教授

キーワード:ストロンチウム90、測定、放射線

技術資料

茨城大学

食品素材中の機能性物質の分離・同定、機能解明に関する研究

食品素材中には、生体調節機能(生理活性)を発揮するようなタンパク質、ペプチドなどが存在します。私たちは様々な食品素材からそのような機能性物質を探索して、その構造や機能の解明を行っています。

研究者:農学部 上妻 由章 教授

キーワード:生理活性蛋白質、レクチン、 プロテアーゼインヒビター

技術資料

茨城大学

大豆と菊芋に含まれる生理活性成分の探索・同定と作用メカニズムの解明

食品には「栄養機能」「感覚機能」「生体調節機能」という3つの機能があり、この3つの機能がすべて高い食品があれば理想的です。本研究室では、大豆と菊芋に注目し、それらに含まれる生理活性成分の探索・同定とそれらの成分の示す生理活性の作用メカニズムの解明を行っています。

研究者:農学部 白岩 雅和 教授

キーワード:大豆、菊芋、サポニン、生理活性成分、生活習慣病

技術資料

茨城大学

微生物、毒素等の 検出・同定、および感染・毒性発現メカニズムの解明

食品衛生上の問題となる微生物、毒素等の 検出・同定、および感染・毒性発現メカニズムの解明を目指しています。 研究タイトル  ・フグ毒のマウス・バイオアッセイの研究  ・下痢性貝毒の毒性メカニズムの研究  ・シガテラ毒の毒性評価に関する研究

研究者:農学部 鈴木 穂高 准教授

キーワード:食中毒、魚貝毒、食中毒菌、実験動物

技術資料

茨城大学

食品の製造、流通、保存のプロセスで生じる成分変化とその要因の科学的解析(安全、安心、高品質な食品の開発に繋がる)

食品の加工性の向上と品質保持に不可欠な”多糖類”に注目して研究しています。植物多糖類を中心に、分子構造の解析、物性の解析、食品における機能の解析を行い、多糖類データベースの構築と新たな機能性多糖類の開発にも取り組んでいます。

研究者:農学部 中村 彰宏 教授

キーワード:食品加工、保蔵、多糖類、 分散、乳化、構造

技術資料

茨城大学

食品中の残留物質などの“より迅速”、“より正確”、“より安全” な分析方法の開発

食品中の残留物質などの分析では、円滑な流通を確保しながら正しい分析値を得ることが必要です。そこで、“より迅速”、“より正確”、“より安全” な分析方法を開発し、食の安全・安心の向上に貢献します。 ①食品分析の迅速化 ②食品分析の正確化 ③食品分析のグリーン化

研究者:農学部 鎗田 孝 准教授

キーワード:食品分析、食品残留物質、分析精度管理、クロマトグラフィー

技術資料

茨城大学

環境に負荷をかけない、持続的な畜産の研究

世界中で高齢化が進む昨今、高齢者の健康にとって、栄養的に優れた畜産物の摂取は大変重要とされています。一方で、環境に負荷をかけない、持続的な畜産を行う必要があるとされています。 とくに食肉を対象として、以下のような3つの観点から研究を行っています。  1.未利用資源の飼料化 2.食肉の生産性および肉質評価 3.食肉加工技術の開発

研究者:農学部 宮口 右二 教授

キーワード:食肉、加工、機能性、飼料化、畜産物

技術資料

茨城大学

家畜飼料素材の機能性

健康に良好な飼料素材を家畜飼料に添加して給与し、家畜の糖脂質代謝や免疫への影響を代表的な遺伝子の発現を解析することで調べています。これら飼料素材の有用性を畜産において明らかにしようとしています。

研究者:農学部 小川 恭喜 教授

キーワード:サイトカイン、糖脂質代謝、遺伝子発現、PCR

技術資料

茨城大学

ニワトリの抱卵行動制御に関する研究

ニワトリの抱卵行動の発生メカニズムとその制御遺伝子の特定を進め、産卵性能の向上など、家禽産業への応用を目指しています。

研究者:農学部 大久保 武 教授

キーワード:家禽生産

技術資料

茨城大学

食欲調節ホルモンによる成長・生殖の制御に関する研究

エネルギー摂取と成長・生殖の関係を明らかにするために、食欲、成長・生殖を支配しているホルモンの相互作用を分子レベルで明らかにすることで、家畜・家禽の生産性の向上を目指します

研究者:農学部 大久保 武 教授

キーワード:家禽生産

技術資料

茨城大学

乳腺の器官形成と細胞分化に関する研究

乳腺を構成する上皮細胞と間質細胞がどのように作用し合って乳腺が発達し、分化して乳汁分泌するのか、その仕組みを組織学、細胞工学、分子生物学の手法を用いて調べています。

研究者:農学部 金澤 卓弥 准教授

キーワード:哺乳類細胞、乳腺

技術資料

茨城大学

生殖細胞の減数分裂に関する研究

雄の生殖細胞の精原細胞(右図の赤色細胞)は、体細胞分裂によって数を増やした後、減数分裂を開始します。2種類の細胞分裂がどのような仕組みで調節されるか、幼若精巣の器官培養にホルモンなどを作用させた後、免疫染色法、遺伝子解析法を用いて調べています。

研究者:農学部 金澤 卓弥 准教授

キーワード:精巣、組織培養

技術資料

茨城大学

在来家畜の遺伝子解析

消費者の嗜好や生産環境の変化に対応するために、家畜の生産性に関連する遺伝資源を世界中の在来種から探しています。

研究者:農学部 金澤 卓弥 准教授

キーワード:家畜遺伝資源

技術資料

茨城大学

動物の飼育・管理に関する研究

生産物を得るためだけでなく、教育や研究、環境保全やレクリエーションなど、様々な目的を持って動物の飼育・管理を行っています。したがって、そのような飼育下の動物のQOL(生活の質)の向上は、利用者である私達人間のQOLの向上にもつながる重要な要素です。

研究者:農学部 小針 大助 准教授

キーワード:動物行動学、アニマルウェルフェア、ウシ、展示動物

技術資料

茨城大学

家畜の受けるストレスが体内での栄養素代謝におよぼす影響とその調節のメカニズムに関する研究

主に血液中のホルモンを手がかりとして、家畜の受けるストレスが体内での栄養素代謝におよぼす影響とその調節のメカニズムを明らかにし、ストレスの少ない飼育環境の提案や、ストレス抵抗性の高い家畜の育種に役立てることを目指しています。

研究者:農学部 須藤 まどか 教授

キーワード:反芻家畜、ストレス、内分泌、 代謝制御

技術資料

茨城大学

応用動物(つまり家畜)の行動を研究

応用動物(つまり家畜)の行動を研究するとともに、動物の行動を動物自身や人の生活に役立てる(つまり応用する)ための飼い方に関する教育・研究を行っています。最近は主に以下の3テーマに取り組んでいます。 1. ヤギの食草行動をフル活用した耕作放棄地再生手法の確立に関する研究 2. 動物とのふれあいがヒトの心理的・生理的状態に及ぼす効果に関する研究 3. 草食家畜の食草・排泄行動を活用した草地での放射性物質除染技術の開発

研究者:農学部 安江 健 教授

キーワード:動物生産、放牧システム、動物行動、飼育管理

技術資料

茨城大学

藻に関する基礎・応用研究

・光合成率を高めるスイッチ遺伝子の解析 ・水辺から有用新種藻の単離 ・有用藻のゲノム遺伝子解読と昨日解明 ・高密度藻細胞培養装置の開発 ・廃棄二酸化炭素ガス再利用資源化に関する研究

研究者:農学部 朝山 宗彦 教授

キーワード: 光合成生物、遺伝子、有用物質生産

技術資料

茨城大学

葉緑体工学を用いた有用物質生産

葉緑体ゲノムへの遺伝子導入技術(葉緑体工学)を活用することで、食糧・医療・エネルギー等、人類の生活の様々な側面で役立つ遺伝子組換え植物の開発を進めています。また、葉緑体工学の技術向上につなげるために、葉緑体遺伝子の機能や遺伝子発現制御に関する基礎的な研究も行っています。

研究者:農学部 中平 洋一 教授

キーワード: 葉緑体、遺伝子組換え、食べるワクチン、バイオ燃料

技術資料

茨城大学

細胞内コエンザイムA代謝に関する研究

CoA生合成経路の調節機構を明らかにすることを目的として鍵酵素であるパントテン酸キナーゼ(CoaA)を解析しています。また、生合成されたCoAが細胞内でどのような挙動を示すかも、微生物やラット、マウスを用いて解析しています。

研究者:農学部 長南 茂 教授

キーワード: コエンザイムA、パントテン酸、細胞内代謝、 酵素

技術資料

茨城大学

ダイズの塩ストレス応答・耐性機構に関する研究 ~塩害に強い品種の開発を目指して~

ダイズの塩ストレス応答・耐性機構を分子レベルで理解しながら、耐塩性品種の開発に利用できる遺伝子や分子システムの同定を進めています。特に、耐性能力を高められる機能未知遺伝子は、ダイズの潜在能力を引き出す、これまでにない育種素材になるのではないかと期待しています。

研究者:農学部 小島 俊雄 准教授

キーワード: ダイズ、環境応答、ストレス耐性、生化学、植物育種

技術資料

茨城大学

接ぎ木を介した植物の分子育種に関する研究

種間、属間、科間の接ぎ木を介したこの現象の検証と発現抑制による新品種 育成の研究をしています(弘前大学共同)。 また、この過程において、ゲノム編集をはじめとする 他の技術とも比較検証しながら、これらと組合わせる等、より効率的な植物育種を目指しています。

研究者:農学部 安西 弘行 教授

キーワード: 接ぎ木、植物、遺伝子工学、エピジェネティクス

技術資料

茨城大学

DSE(植物内生菌)に関する研究

・泥炭地や塩害土壌の植生回復におけるDSEの利用 ・DSEを用いた病気に強い美味しいトマトの栽培 ・DSEや他の菌類に内生するバクテリアの働きの解明

研究者:農学部 成澤 才彦 教授

キーワード: DSE・植物内生菌・泥炭地・塩害土壌・植生回復

技術資料

茨城大学

土壌(土壌団粒)は物質を貯蔵し,それらを利用する生物の住処の提供

土壌(土壌団粒)は物質を貯蔵し、それらを利用する生物の住処を提供します。環境保全・食料生産・土壌生成に関わる微生物の分子生態学的研究に主として取り組み、ゲノム情報から土壌機能解明に向けたゲノム生態学的研究に注力しています。

研究者:農学部 西澤 智康 准教授

キーワード: 微生物間相互作用、土壌圏科学、ゲノム・遺伝情報解析

技術資料

茨城大学

環境負荷の少ない方法で農作物を病害から保護するための技術開発

環境負荷の少ない方法で農作物を病害から保護するための技術開発を目指して、病原細菌がどのようにして植物に病気を引き起こすのか、また、化学合成農薬だけに頼らずに生物を利用して病害を抑える方法について研究しています。

研究者:農学部 古谷 綾子 助教

キーワード: 植物病原細菌、病原性、生物的病害防除(バイオコントロール)

技術資料

茨城大学

プロバイオティクスを用いた多機能型バイオコントロール技術の開発

植物病害による収量損失率の持続的軽減化に力点を置き、植物自身が誕生以来種々の環境ストレスとの対峙の中で獲得・進化してきた消エネ型生体防御機構を導く「プライミング」と人類の食生活を長年支えてきた有用な内在性微生物群「プロバイオティクス」との二つに焦点を当て、ヒトへの健康増進をも加味した安全性と低コストを実現する植物保護微生物剤の創出を目的とします。

研究者:農学部 中島 雅己 教授

キーワード: 植物病原菌、病原性、生物的防除、 抵抗性誘導

技術資料

茨城大学

昆虫が植物に作るゴールの研究

これまでの研究により、ゴール形成昆虫が、オーキシンやサイトカイニンといった植物ホルモンを自ら作ることが分かりました。これらのホルモンが異常な細胞分裂,維管束の誘導、アミノ酸の蓄積等に関与すると考えられます。現在、これらのホルモンをどのようにして生産するのか、また、その生産能を進化の過程で如何に獲得したのかを研究しています。

研究者:農学部 鈴木 義人 教授

キーワード: 植物ホルモン,生理活性物質,植物,昆虫

技術資料

茨城大学

自己防御物質フィトアレキシンに関する研究

植物は、植物免疫とも呼ばれる巧妙な生体防御機能を持っています。その生体防御機構の一つがフィトアレキシンであり、これは病原菌感染時に新たに生合成される低分子抗菌活性物質で、植物が自分のために作る農薬のようなものです。イネのフィトアレキシンがイネの重要病原菌であるいもち病菌などによってどのように解毒代謝されているかについての研究を行なっています。

研究者:農学部 長谷川 守文 教授

キーワード: イネ、いもち病、フィトアレキシン、天然物化学

技術資料

茨城大学

KODAによる植物の生理機能制御

生物現象を分子レベルで解明するために、有機合成化学を駆使した化学的アプローチで研究しています。

研究者:農学部 戸嶋 浩明 教授

キーワード: KODA、化学合成、生理機能、 花芽誘導、プローブ

技術資料

茨城大学

昆虫生理から新規薬剤候補の獲得をめざす研究

体内の生理や代謝の働きを阻害する化合物は、薬剤の候補となります。昆虫特有のタンパクを標的とすれば、特定の害虫だけで活性を示し、ヒトや環境への影響を低く抑えることができると考えられます。そこで、昆虫体内のタンパクの働きを高精度かつ簡便に検出する技術基盤を開発し、新規薬剤の候補の獲得をめざします。

研究者:農学部 菊田 真吾 助教

キーワード: 害虫防除

技術資料

茨城大学

薬剤抵抗性の遺伝子診断技術の開発

害虫を防除するために、必要以上に農薬を使うと、薬剤が効きにくい昆虫が生き延びます。その理由の一つは、薬剤が効くポイントであるアミノ酸配列が他とは違うためです。アミノ酸は遺伝子情報としてDNAに記録されています。薬剤の効きやすさをたったひとつのDNA配列の違いから予測する遺伝子診断技術を構築します。

研究者:農学部 菊田 真吾 助教

キーワード: 抵抗性、化合物スクリーニング、 遺伝子診断

技術資料

茨城大学

食品工場における害虫類のモニタリングシステムの開発

有機ELを利用したタバコシバンムシのモニタリング用超小型ライトトラップの開発により、面照明で、厚さ2mmの有機ELは消費電力が少なく、様々な場所に設置できます。その光強度や色を制御することで、非常に効果的なライトトラップが作成できます。

研究者:農学部 北嶋 康樹 准教授

キーワード: 食品害虫、防除、モニタリング、食の安全・安心

技術資料

茨城大学

イチゴやキュウリなどの野菜を対象とした持続的な農業生産を推進する研究

食糧の安定的な確保を前提とした上で持続的な農業生産を推進するため、イチゴやキュウリなどの野菜を対象としています。 1.熱ショックや紫外線などのストレスによる病害抵抗性誘導技術とその分子生物学的、植物生理学的見地からのメカニズム解明を目指しています。 2.リアルタイム生育診断とドリップチューブ等を用いた施肥量調節技術により、化学肥料施肥量の削減や増収を目指しています。

研究者:農学部 佐藤 達雄 教授

キーワード: 持続的生産技術、ストレス、 獲得抵抗性、キュウリ、イチゴ

技術資料

茨城大学

栽培技術や温室内の環境が収穫後の品質や保存性に及ぼす影響の研究

茨城県は農業生産額が日本で第2位であり、その内の約50%が園芸作物です。 私は温室内で野菜などを栽培し、栽培技術や温室内の環境によって収穫後の品質や保存性にどのような影響が及ぼすか等について研究を行っています。 ・高品質で輸送性に優れたイチゴの品種特性の解明 ・房取り収穫したブルーベリーの長期貯蔵法の開発

研究者:農学部 望月 佑哉 助教

キーワード: 園芸作物、栽培学、施設園芸、鮮度保持、プレ・ポストハーベスト

技術資料

茨城大学

園芸生産物(野菜や果物)の品質向上を目指した研究

本研究は以下の3つを目指します。 1. 新しい園芸品種を作る 2. おいしい淵源作物を生産する 3. 園芸作物を食べて健康になる

研究者:農学部 井上 栄一 教授

キーワード: 園芸作物、野菜、果物、品質、生理、遺伝、健康機能性

技術資料

茨城大学

シロイヌナズナを用いた遺伝子CsSEF1の機能解析

これまでに見つかったCsSEF1という遺伝子は、糖欠乏で遺伝子発現が100倍にも高まります。この遺伝子の機能はよくわかっていないので、シロイヌナズナを用いた実験系などでこの遺伝子の機能を解析しています。

研究者:農学部 田附 明夫 教授

キーワード: 野菜、ストレス、糖、 遺伝子

技術資料

茨城大学

様々なDNAマーカーを開発し、植物の品種改良に役立てる研究

様々なDNAマーカーを開発し、植物の品種改良に役立てる研究と、雑種形成の際 に生じる様々な生命現象の解明と利用を目的とした研究に取り組んでいます。近年、塩基配列 解読技術が進歩し、系統間での一塩基多型 (SNP)が容易に検出できるようになっています。 私達はSNPの情報を利用したマーカーを開発し、 研究に活用しています。

研究者:農学部 久保山 勉 教授

キーワード: DNAマーカー、QTL、交雑不親和性、雑種、花

技術資料

茨城大学

省資材で省力的な作物栽培技術の開発

高収量を維持し環境への負荷を軽減できる省資材で省力的な作物栽培技術の開発を目指しています。 ・水田や畑土壌に施用した有機質資材に含まれる窒素養分の土壌-微生物-作物間動態の解明 ・耕起条件や水管理方法などが作物の生育、収量および品質におよぼす影響の解析

研究者:農学部 浅木 直美 准教授

キーワード: イネ、収量、品質、緑肥

技術資料

茨城大学

地域内資源循環型生産技術の開発

地域内の有機廃棄物などを農業生産に活用し、化 学肥料の使用量を削減する方法について研究しています。

研究者:農学部 七夕 小百合 准教授

キーワード: 資源循環型生産技術

技術資料

茨城大学

マメ科植物の根粒窒素固定に関する研究

マメ科植物は根に根粒菌が感染すると根粒を形 成します。植物は、根粒の過剰着生を制御する機 構を有します。この機構のメカニズムの解明を目的とし、研究を進めています。また、根粒の共生窒素 固定能を農業生産に活用する方法について研究をしています。

研究者:農学部 七夕 小百合 准教授

キーワード: マメ科植物、根粒

技術資料

茨城大学

農耕地の持続的利用にむけた耕地生態系の最適管理システムに関する研究

現在、耕うん方法とカバークロップ作付との組み合わせによる耕地内循環システムの研究を行っています。また、有機農産物の生産について、カバ-クロップ、米ぬかなどの有機物を活用した有機栽培体系の確立に関する研究も実施しています。

研究者:農学部 小松崎 将一 教授

キーワード: カバークロップ・不耕起・有機農業・コンポスト・園芸療法

技術資料

茨城大学

有用な情報を抽出するための解析システムの開発

植物やキノコの生育,動物の行動を3次元計測し,有用な情報を抽出するための解析システムの開発をしています。また,園芸療法活動に利用するための屋内向け園芸療法プログラムの開発も行っています。

研究者:農学部 岡山 毅 教授

キーワード: 植物工場、動植物の3次元解析

技術資料

茨城大学

農地の窒素循環の解明と水田・湿地の窒素除去機構の解明

地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)では、人間活動が地球に及ぼす影響として、9つの変化をあげています。一般に最も有名な地球環境問題は気候変動(温暖化)ですが、プラネタリー・バウンダリーによれば、生物の絶滅の速度が最もリスクが高く,次いで窒素循環となっています。本研究室では以下の研究を行なっています。 ①農地の窒素循環の解明 ②水田・湿地の窒素除去機構の解明

研究者:農学部 黒田 久雄 教授

キーワード: 窒素、窒素循環、窒素浄化、里山

技術資料

茨城大学

水の流れ、水質、魚類等の観測やシミュレーションによる水環境の評価・予測・管理の研究

河川や農業水路を主な対象とし、水の流れ、水質、魚類等の観測やシミュレーションにより、水環境の評価・予測・管理の研究を行っています。具体的な研究テーマは以下のとおりです。 ・ 農業・発電用取水が河川の魚類生息環境に及ぼす影響の定量的評価 ・ 魚類の生息環境に配慮した施設の有効性評価 ・ 農業水路における環境配慮施設への堆砂のモデル化 ・ 北浦流入河川流域における全窒素流達負荷量の推定

研究者:農学部 前田 滋哉 准教授

キーワード: 河川、農業水路、水理、生態、数値計算

技術資料

茨城大学

土壌中での水・ガス・化学物質の動態に関する研究

土壌の物理・化学的な性質を調べることで、作物栽培に適した土壌環境を整えるとともに、現在起こっている土壌汚染や温暖化などの問題に対する解決方法を探る研究をしています。

研究者:農学部 西脇 淳子 助教

キーワード: 土壌、環境、化学物質、物質動態

技術資料

茨城大学

土壌,微生物,植物,そして動物(人間を含む)の連環に着目した人間と自然の共生システムに関する多様な研究

農業生産の基盤であり,物質循環の核となる“土壌”の視点を活かしながら,土壌,微生物,植物,そして動物(人間を含む)の連環に着目して,人間と自然の共生システムに関する多様な研究の展開を目指しています。 ①土壌生態系をとりまく自然環境の動態解析 ②土壌の持続的利用や農業の持続可能性 ③国際連携に関する教育研究

研究者:農学部 坂上 伸生 准教授

キーワード: 環境動態,土壌生態,物質循環,持続可能性,熱帯農業,国際連携

技術資料

茨城大学

コンピューターシミュレーションや気候予測による地球温暖化が農作物に及ぼす影響

地球温暖化が農作物に及ぼす影響をコンピューターシミュレーションや気候予測を用いて定量的に評価する研究を行っています。 ・作物成長シミュレーションモデルの開発 ・地球温暖化の作物生産への影響評価 ・水稲品質(白未熟粒発生率)推計モデルの開発

研究者:農学部 増冨 祐司 准教授

キーワード: 地球温暖化影響・適応策評価、作物成長シミュレーション

技術資料

茨城大学

インドネシアの農業発展に関する研究

流通革命と呼ばれる小売業の変容が農産物市場の発展に及ぼす影響を実態調査と計量経済学を用いた実証分析で明らかにしています。

研究者:農学部 池田 真也 助教

キーワード: アジア、開発、持続可能性、健康

技術資料

茨城大学

フランス山岳地の農業・環境の歴史の分析

①現代社会の相対化、②現代の問題の発生・展開過程の分析をすることで、  今後の農業や環境のあり方を模索、ひいては社会や経済のよりよいあり方を構築することができます。

研究者:農学部 伊丹 一浩 教授

キーワード: 歴史、農業、環境、フランス、山岳地

技術資料

茨城大学

農業と環境・経済・持続可能性との関係

当研究室では、農業と環境・経済・持続可能性との関係関わる以下の2つの研究を行なっています。 研究テーマ1:農業生産についてのライフサイクルアセスメント 研究テーマ2:環境影響や持続可能性を評価するための新しい方法の開発

研究者:農学部 内田 晋 准教授

キーワード: 環境影響評価、ライフサイクルアセスメント、環境経済学

技術資料

茨城大学

「食/糧を科学する」をテーマに食べ物に関する研究

全球規模の穀物の生産/消費を経済モデルを用いて解析し、世界の人々が健康的な生活ができるようなシステムを考えています。

研究者:農学部 長澤 淳 講師

キーワード: 食、糧、数値モデル、シミュレーション

技術資料

茨城大学

フィールドワークに基づいた農業政策評価、農業経営分析等の研究

現場で得られた知見とデータに立脚しているので、現実から遊離しない、地に足の着いた成果が得られます。また、研究に協力して頂ける方とのコミュニケーションを重視して研究を進めていきます。(1)農業政策・地域農業戦略立案の基礎資料作成。(2)農業経営の定量的・定性的分析、に対応可能です。

研究者:農学部 西川 邦夫 准教授

キーワード: 農業政策、農業構造、農業経営、地域農業

技術資料

茨城大学

住民参加型の地域計画手法の開発

農村では、過疎・高齢化や混住化などによって地域社会の機能が低下し、耕作放棄地が増えたり、農業水路が充分に管理されなくなったり、様々な問題が生じています。こうした問題を住民自身が話し合って解決し、地域を活性化していくための計画手法を研究しています。

研究者:農学部 福与 徳文 教授

キーワード: 地域計画、住民参加、ワークショップ、資源管理

技術資料

茨城大学

過疎・高齢化が深刻な中山間地域の活性化を目指した研究

過疎・高齢化が深刻な中山間地域の活性化を目指して,いくつかの研究を行っています。最近では農村移住・定住(田園回帰)に注目していますが,テーマとして長く関わっているのが,滞在型市民農園です。

研究者:農学部 牧山 正男 准教授

キーワード: 中山間地域の活性化,滞在型市民農園(クラインガルテン)

技術資料

茨城大学

動物の味覚受容機構の解明

味覚は、動物の摂食行動を制御する化学感覚です。特に、動物の味覚受容体を用いた「味覚バイオセンサー」を開発し、飼料の嗜好性評価・デザイン、及び新規飼料材料の開発に貢献したいと考えています。

研究者:農学部 吉田悠太 助教

キーワード: 嗜好性、味覚、味覚受容体

技術資料

農研機構

ナス科野菜施設栽培向けの生物農薬ギフアブラバチによる防除技術

ギフアブラバチは、既存の天敵製剤では防除が難しかったジャガイモヒゲナガアブラムシを速効的に抑制できます。ほ場でギフアブラバチを維持増殖させるバンカー法を開発し、バンカー開始セットを発売しました。バンカー設置ほ場では、継続的に発生するジャガイモヒゲナガアブラムシを低コストで防除できます。

研究者:野菜花き研究部門 野菜病害虫・機能解析研究領域

キーワード:ナス科野菜、ギフアブラバチ

技術資料

農研機構

周年放牧肥育技術

従来の舎飼肥育とは異なり、一年を通して草地に牛を放牧しトウモロコシサイレージなどの補助飼料を併給する飼養技術です。褐毛和種、黒毛和種にも適用でき、出荷時体重でそれぞれ 700kg 以上、600kg 以上を確保可能です。生産される牛肉は、低脂肪で赤身が多く、脂肪が黄色い特徴があります。

研究者:九州沖縄農業研究センター

キーワード:放牧牛、肥育

技術資料

農研機構

米麹やプロテアーゼを用いたグルテンフリー米粉パンの製法技術

米粉に米麹(あるいはプロテアーゼ)、水を添加して前処理(45 ~ 55°C、5 ~ 15 時間)することで、膨らみの向上したグルテンフリー米粉パンを作ることができます。この方法でのグルテンフリー米粉パンの作製には、損傷デンプン含有率が低く、粒度の細かい米粉が適しています。

研究者:次世代作物開発研究センター 稲研究領域

キーワード:米糠、プロテアーゼ、グルテンフリー、米粉パン

技術資料

農研機構

明視野条件下、高コントラストで菌根菌を染色する方法

西洋わさびペルオキシダーゼを結合した小麦胚芽凝集素とジ アミノベンジジンを利用する DAB 染色法を開発しました。この染色法により、植物根中の菌根菌(AM 菌)を従来法よりはるかに選択的かつ高コントラストで染色できます。従来のトリパンブルー(TB)染色に比べて安全で組織保存性が高く、低倍率での観察が可能です。

研究者:北海道農業研究センター

キーワード:菌根菌

技術資料

農研機構

アーバスキュラー菌根菌宿主後の大豆栽培ではリン酸施肥3割削減

アーバスキュラー菌根菌(AM 菌)は宿主(トウモロコシやダイズなどの多くの植物)の根に共生して、そのリン酸吸収を促進し、リン酸施肥を現行基準から3割削減可能です。この技術はダイズ収量水準が標準レベルの場合に適用できます。

研究者:北海道農業研究センター

キーワード:菌根菌

技術資料

農研機構

麦類の穂発芽耐性向上に役立つMKK3遺伝子

MKK3 遺伝子の 260 番目のアミノ酸残基が置換すると種子の休眠性を強くする休眠強型MKK3遺伝子となり、オオムギの穂発芽耐性が向上します。・開発した DNAマーカーは、このアミノ酸残基置換を起こす自然変異を識別できます。この遺伝子は、コムギでも穂発芽耐性向上に役立ちます。

研究者:次世代作物開発研究センター 麦研究領域

キーワード:MKK3遺伝子

技術資料

農研機構

対抗植物の短期間栽培によるジャガイモシストセンチュウ密度低減

ナス科のハリナスビまたはソラナムペルウィアヌム種 (Solanum peruvianum) を、休閑緑肥として初夏に 1kg/10a 播種して 60 ~ 80 日間栽培します。圃場のジャガイモシストセンチュウ密度は 20% 以下に低減し、中密度以下の圃場であれば要防除水準(10 卵 /1g 乾土) 以下になります。

研究者:北海道農業研究センター

キーワード:ジャガイモストセンチュウ

技術資料

農研機構

転炉スラグを用いた土壌pH矯正による土壌病害の被害軽減

転炉スラグを原料とした石灰質肥料を施用して土壌 pH を矯正します。これにより、土壌伝染性フザリウム病の被害が軽減されます。転炉スラグを使用することで、土壌 pH7.5 前後までは微量要素欠乏症は見られません。耐病性品種の利用や太陽熱土壌消毒との併用も可能です。

研究者:東北農業研究センター

キーワード:転炉スラグ、土壌病害

技術資料

農研機構

紫色LED照射による土着天敵ヒメハナカメムシの誘引・定着技術

温存植物に集まった土着天敵ヒメハナカメムシを、光照射により作物上に移動させ、アザミウマを防除する技術を開発しました。紫色LED を1日3時間照射するだけで、天敵のヒメハナカ メムシを畑に 3 ~ 10 倍集めることができます。集まったヒメハナカメムシによってアザミウマ密度を 60 ~ 90%低減できました。

研究者:生物機能利用研究部門

キーワード:紫色LED、ヒメハナムシ

技術資料

農研機構

青枯病抵抗性誘導剤の有望素材

トマトの重要病害である青枯病の防除にヒスチジン等のアミノ酸が有効であることを発見しました。ヒスチジン等のアミノ酸に青枯病の原因である青枯病菌を直接殺菌する効果はなく、植物の病害抵抗性を高めることで発病を抑えます。作物の病害抵抗力を利用した青枯病防除剤の素材として有望です。

研究者:生物機能利用研究部門

キーワード:青枯病、抵抗性誘導剤

技術資料

農研機構

豚胸膜肺炎菌血清型1,2,5,7及び15型別用マルチプレックスPCR

血清型特異抗血清がなくても、豚胸膜肺炎菌の日本における重要な血清型 1,2,5,7 及び 15 をマルチプレックス PCR で型別できます。血清学的診断においてしばしば認められた交差反応がなく、正確に型別ができます。

研究者:動物衛生研究部門

キーワード:豚胸膜肺炎菌

技術資料

農研機構

新しい機能性乳酸菌ラクトコッカスラクチスH61

H61 株を老化促進モデルマウスに投与し、加齢に伴う脱毛の抑制、骨密度減少の抑制を確認しました。H61 株の摂取により中高年女性の冬場の乾燥に伴う肌の水分量の減少が抑制されました。若い女性でも H61 株の摂取により「毛穴の目立ちが改善」と評価されました。

研究者:畜産研究部門

キーワード:機能性乳酸菌

技術資料

農研機構

γ-アミノ酪酸(GABA)を安定生産する乳酸発酵スターター

GABA 含量が高く風味の良いチーズを安定して製造できる乳酸発酵スターター ( チーズスターター ) を開発しました。GABA 生成力が強い株、乳酸生成力が強い株、およびチーズ風味形成力が強い株を配合しました。グルタミン酸ナトリウム 1% 添加により、GABA 含量は 100mg/100g まで到達します。

研究者:畜産研究部門

キーワード:GABA、乳酸発酵スターター

技術資料

農研機構

ヒト胃消化シミュレーター

ヒト胃のぜん動運動を定量的に模擬可能な胃消化シミュレーターは、物理的・化学的消化作用を同時に考慮したin vitro 胃消化試験が可能な装置です。 本シミュレーターの利用により、食品粒子が、ぜん動運動が活発に起きる幽門部を模した容器の内部で消化されていく挙動を直接観察することが可能となります。本技術は特許第6168585号に登録されています。

研究者:農研機構 食品研究部門 食品健康機能研究領域 上級研究員 小林 功 * 筑波大学 生命環境系 市川 創作 教授

キーワード:胃消化 シミュレーター ぜん動運動

インフォグラフィックス

農研機構

免疫力をアップさせる緑茶の浸出法

新たな緑茶の健康機能性として免疫力のアップをターゲットにした飲料開発やリーフ茶の商品化を提案致します。水出し緑茶は夏場のお茶の需要拡大にもつながります。

研究者:物部 真奈美(果樹茶研究部門)

キーワード:免疫力アップ、農水産業製品

技術資料

農研機構

米麹を用いた100%米粉パンの新たな製法技術

•米粉に米麹、水を添加して前醗酵(45℃~60℃、5~12時間)することで、膨らみの向上した100%米粉パンを作ることができます。•米麹を用いたグルテンフリーの米粉パンの製造方法です。

研究者:濱田茂樹、青木 法明、鈴木 保宏

キーワード:グルテンフリーパン

技術資料

農研機構

γ-アミノ酪酸(GABA)を安定生産するチーズスターター

チーズに機能性成分を付加出来る菌叢が安定しており常に一定の能力を発揮するチーズスターターを開発しました。

研究者:野村将、成田 卓美(畜産研究部門)

キーワード:γ-アミノ酪酸(GABA)、チーズ

技術資料

帯広畜産大学

特徴のある牛肉を効率的に生産する。生産者と消費者がWinWin

肉用牛を対象に未利用資源の有効利用や給与方法の工夫など飼養管理の影響から成長様式を調査し、さらに肉質肉量等がどのように変化するか調査しています。

研究者:生命・食料科学研究部門 撫 年浩 教授

キーワード:肉用牛、飼養管理、成長様式、肉質肉量

技術資料

帯広畜産大学

微生物の研究を通じて食料の安定供給と環境に優しい社会の構築に貢献したい

大学構内の酒蔵(碧雲蔵)と協力しながら清酒醸造における微生物の動態を理解し、清酒の安定醸造に貢献する。
酒粕の有効利用、および植物共生微生物の機能理解と開発による環境に優しい農業への貢献。

研究者:生命・食料科学研究部門 菅原 雅之 准教授

キーワード:清酒、醸造微生物、根粒菌、遺伝子、微生物ゲノム、生物間相互作用

技術資料

帯広畜産大学

肝機能障害と生活習慣病の関連性を解き明かす

非アルコール性脂肪肝といった肝臓機能障害が生活習慣病に及ぼす影響の発現機序を明らかにして、それを軽減させる農作物などの成分を明らかにしていくことを目標にしています。
マウスやラットに外科的手法を用いて、フラボノイドの生理作用発現等における神経の関連性を評価する点が特徴です。

研究者:生命・食料科学研究部門 橋本 直人 准教授

キーワード:フラボノイド、肝機能障害、迷走神経

技術資料

帯広畜産大学

日々の食事による健康増進

食物繊維や難消化性デンプン、ポリフェノールなどの食品成分の摂取による腸内細菌叢ならびに腸内環境の管理、糖・脂質代謝の改善など全身の健康増進
有益な食品素材の探求、食品副産物の活用
複数の食品成分の組合せによる相乗効果の検討

研究者:生命・食料科学研究部門 永田 龍次 助教

キーワード:腸内細菌叢、食物繊維、難消化性デンプン、ポリフェノール、糖代謝、脂質代謝

技術資料

帯広畜産大学

バレイショF1品種の実現へ向けて

バレイショを種イモからではなく、種子から育てる。
遺伝資源を活用し、気象変動や病気に強い品種をつくる。
バレイショF1品種を普及させることで、持続的な生産供給体系の確立を目指す。

研究者:環境農学研究部門 實友 玲奈 准教授

キーワード:バレイショ、F1育種、種子生産、ヘテロシス

技術資料

帯広畜産大学

牛肉の質を客観的に評価し、おいしい牛肉作りに貢献したい

画像解析による肉質を育種改良に活用するために、枝肉撮影用カメラの開発、和牛総合指数の検討、食味をベースとした食肉評価法の研究を行っています。

研究者:生命・食料科学研究部門 家畜生産科学分野 生命科学系  口田 圭吾 教授

キーワード:牛肉質評価 ・ 画像解析 ・ 小ザシ

技術資料 技術資料

帯広畜産大学

家畜を効果的に改良したい

畜産業を発展させるため、遺伝的に優れた家畜を正確に見つけ出し、効果的に子孫を生産する仕組みを開発し、その応用を目指します。

研究者:生命・食料科学研究部門 家畜生産科学分野 生命科学系 萩谷 功一 准教授

キーワード:乳用牛 ・ 遺伝的改良 ・ 長命連産性

技術資料

帯広畜産大学

家畜の効率的な生産と持続可能な畜産を目指して

卵巣機能や初期胚の発生に副腎皮質ホルモンが与える影響の解明:体内では卵巣をはじめとする生殖器官は常に副腎皮質ホルモン(糖質コルチゾールや鉱質コルチゾール)にさらされていますが、それらのホルモンが生殖生理に与える影響について研究しています。
途上国における畜産振興:途上国における畜産物バリューチェーンの整備に取り組んでいます。

研究者:生命・食料科学研究部門 家畜生産科学分野 生命科学系 手塚 雅文 教授

キーワード:家畜繁殖 ・ 卵巣機能 ・ 副腎皮質ホルモン ・ 国際協力 ・ 畜産振興

技術資料

帯広畜産大学

消化管微生物の機能を活かして、動物の疾病未然防止と生産性向上を目指す

「動物の健康、栄養、生産」に関わる「消化管内微生物」について、嫌気的微生物培養と分子生物学的手法(次世代シークエンス)を併用し研究に取り組んでいます。

研究者:グローバルアグロメディシン研究センター 農畜産学研究部門 福間 直希 助教

キーワード:マイクロバイオーム、ルーメン細菌、腸内細菌、飼料、メタン、低減剤、繊維消化、繊維分解酵素、バイオエタノール生産

技術資料

帯広畜産大学

反芻動物の代謝ホルモン動態は単胃動物とはどう異なるのか?

反芻動物の栄養生理学的違いを明らかにすることをおもに内分泌学的手法を用い研究しています。

研究者:生命・食料科学研究部門 家畜生産科学分野 生命科学系  松長 延吉 准教授

キーワード:反芻動物 ・ 内分泌 ・ 栄養代謝 ・神経伝達

技術資料

帯広畜産大学

家畜のアニマルウェルフェア向上

家畜のアニマルウェルフェアの向上のために、牛の目線から取り組むことが目的です。アニマルウェルフェアの取り組みにより、家畜の快適性の向上が期待できます。

研究者:生命・食料科学研究部門 家畜生産科学分野 生産管理学系 瀬尾 哲也 准教授

キーワード:動物福祉、家畜福祉、家畜の生態、家畜の行動

技術資料

帯広畜産大学

反芻胃からのメタン発生を抑制し飼料効率の改善と地球温暖化阻止をめざす

ヒツジ用呼吸試験装置を使用して、新規未利用資源の家畜紙パルプ用飼料としての価値を評価しています。摂取飼料のうち10% 程度のエネルギーが、反芻胃からのメタンとして排出されます。この発生を抑制すると、エネルギー損失が減少するので、飼料効率が改善されます。またメタンは二酸化炭素の23倍の温室効果を有するので、同時に地球温暖化の抑制にもつながります。

研究者:生命・食料科学研究部門 家畜生産科学分野 生産管理学系 西田 武弘 教授

キーワード:メタン、地球温暖化、未利用資源、エネルギー代謝、昆虫飼料

技術資料

帯広畜産大学

家畜が示す表現型の多様性を遺伝的に解明し畜産業界に活かしたい

家畜動物が示す様々な表現型の多様性を制御する遺伝的機構を理解することを目的に研究を行っております。
次世代シークエンサーを用いた全ゲノム解析により、様々なニワトリ品種がもつDNA配列の個体差を明らかにして、高品質な鶏卵生産に関する表現型(産卵率、卵サイズ、卵アミノ酸、体型、従順性行動等)に関する遺伝的基盤の解明を目指しています。

研究者:グローバルアグロメディシン研究センター 後藤 達彦 助教

キーワード:遺伝、環境、鶏卵、生産、ゲノム

技術資料

帯広畜産大学

妊娠期の栄養管理改善から健康な子牛を

乳用牛に肉用牛の精液や受精卵を用いることが日常的に行われていますが、胎子品種によって母から子への栄養移行が異なることがわかっています。
丈夫な後継牛や肉用子牛生産ならびに妊娠期の母牛の栄養管理改善につながる研究をしています。

研究者:畜産フィールド科学センター 川島 千帆 准教授

キーワード:乳牛、栄養、子牛、分娩、周産期

技術資料

帯広畜産大学

地域資源に基づいた家畜の生産性向上・健康改善に対する飼料学的アプローチ

地域資源に基づいた家畜の生産性向上および家畜の健康改善に対する飼料学的アプローチなど飼料と家畜のかかわりに関する研究を行っている。

研究者:生命・食料科学研究部門 家畜生産科学分野 生産管理学系 花田 正明 教授

キーワード:地域飼料資源、家畜生産、家畜の健康

技術資料

帯広畜産大学

牛乳房炎に対する実効性あるコントロール手法を普及したい

乳房炎発生の疫学的解析とそれに基づく効果的な対策、マイコプラズマ乳房炎の防除、牛乳房炎原因菌の鑑別手法の開発、カルチャーベーストセラピーの普及推進、効果的な乳房炎治療法および予防法の開発。

研究者:畜産フィールド科学センター 草場 信之 准教授

キーワード:乳房炎コントロール・微生物学的診断・分子疫学的診断・農場コンサルティング

技術資料

帯広畜産大学

食肉を美味しく食べる技術開発 / 新規食肉加工法の開発を目指す

十勝の主要産物である牛肉、農産物あるいは野生動物などの食肉資源となりうるものに着目し、それらの低利用あるいは未利用部位などの食肉製品などへの有効活用に関する研究を行っています。そのなかで肉質などの品質評価、また新たな加工技術に研究を行っています。

研究者:生命・食料科学研究部門 食品科学分野 食品加工利用学系 島田 謙一郎 教授

キーワード:食肉の熟成、食肉製品、肉質(家畜、家禽、野生動物)

技術資料

帯広畜産大学

地場の微生物を遺伝資源として活用し,美味しいものを作りたい

ミルクを主原料としている食品にヨーグルトやチーズなどの発酵食品があります。これらを製造に利用されている乳酸菌は,漬物,みそ,しょうゆなどの食品の他,私たちの身近な処にも広く生息しています。そのような乳酸菌の中から有用な株を探索し,それらを利用した安全で美味しい食品の製造に繋げる研究に取り組んでいます。

研究者:生命・食料科学研究部門 食品科学分野 食品加工利用学系 中村 正 准教授

キーワード:地場微生物・乳酸菌・発酵食品

技術資料

帯広畜産大学

スフィンクスの謎を食品機能のアプローチで探る

当研究室では、脂質の化学・生化学および食品機能性をキーワードとして下記の研究に取り組んでおります。 ・植物・真菌スフィンゴ脂質の構造とその食品機能性 ・動物由来機能性リン脂質の構造とその食品機能性 ・十勝産ナガイモの食品機能性

研究者:生命・食料科学研究部門 食品科学分野 食品加工利用学系 木下 幹朗 教授

キーワード:脂質分析・機能性評価・細胞試験

技術資料

帯広畜産大学

植物と共生する有用微生物を食の生産に活用する

植物と共生する有用細菌を活用し、植物の生育促進や気候変動への適応能力の強化、並びに農産物の機能性成分の向上による高付加価値化を目的とした研究に取り組んでいます。また、微生物分解により創生されたウレタン新素材で農業生産性の向上を目指しています。

研究者:生命・食料科学研究部門 食品科学分野 食品機能学系 大和田 琢二 教授

キーワード:植物共生細菌、有用細菌、植物生育促進、植物機能性成分、ウレタン新素材

技術資料

帯広畜産大学

国産小麦を利用した新たな商品開発に貢献

国産小麦などの加工・利用技術の研究開発を通して、作物の高付加価値化を目指します。
小麦品種の品質特性および製パン・製麺などの加工適性の評価や高付加価値化につながる加工技術の開発に取り組んでいます。

研究者:生命・食料科学研究部門 食品科学分野 食品機能学系 高田 兼則 教授

キーワード:小麦 ・ 製パン性・品種・栽培

技術資料

帯広畜産大学

食品や作物の機能を探索・評価・改良する

「食と遺伝子」をキーワードに3つの観点/目的で研究を進めています。 1. 食品を食べた時に起きるさまざまな遺伝子発現の変化をとらえ、健康増進に役立つ機能や成分を探索する。 2. 食品を食べたときの腸内細菌叢の変化をとらえ、体に良い菌を増やし悪い菌を減らす食品や成分を探索する。 3. 食用作物の環境応答や有用物質生産にかかわる遺伝子の機能 を変化させ、より優良な品種を作る。

研究者:人間科学研究部門 自然科学・体育学系 得字 圭彦 准教授

キーワード:DNAマイクロアレイ ・ 細菌叢 ・機能性食品 ・ 分化全能性

技術資料 技術資料

帯広畜産大学

発酵乳でヒトや家畜を健康にする

これまでの研究で、世界各地の伝統的発酵乳や十勝管内で飼育されている家畜の生乳から、プロバイオティクス乳酸菌や各種機能性成分を単離しています。それらが示す機能性の分子メカニズムを明らかにし、ヒトや家畜の健康に資する食品や飼料添加剤の開発を目指します。

研究者:グローバルアグロメディシン研究センター 福田 健二 教授

キーワード:家畜乳、乳酸菌、菌体外多糖、運搬タンパク質、ムーンライティングタンパク質

技術資料

帯広畜産大学

食品機能性に関する研究

分析化学に基づいた食品の機能性研究を行っています。

研究者:生命・食料科学研究部門 食品科学分野 食品加工利用学系 山下 慎司 准教授

キーワード: プラズマローゲン・スフィンゴ脂質

技術資料

帯広畜産大学

美味しくて体に優しい食品を目指して-有用微生物や機能性成分を活用した食肉加工-

食肉そのものにとどまらず、バイオテクノロジーや栄養機能性を活かした食肉加工や畜産物利用の研究をしています。何かの現象(効果)が起こったときに、「どうしてだろう?」と深堀りして考えることがサイエンスの醍醐味だと思っています。既存の方法に加え、新しい技術・知識を活用し、その謎を明らかにすることが目標です。

研究者:グローバルアグロメディシン研究センター 三上 奈々 准教授

キーワード:畜産物利用、熟成肉、カロテノイド、品質特性、スポーツ栄養

技術資料

帯広畜産大学

畑という資源を最大限に活かした産業としての農業の実践

作物の収量や品質を向上させるための栽培技術の開発・改良を行う。
新規の優良作物を探索し、北海道へ導入するための栽培技術を開発する。
農産物を活用したビジネスの創出を図る。

研究者:環境農学研究部門 植物生産科学分野 植物生産科学系 秋本 正博 准教授

キーワード:作物栽培、飼料作物、新規作物の導入、遺伝資源の評価、農福連携

技術資料

帯広畜産大学

遺伝子科学で作物のおいしさ、機能性、多収性を究める

北海道における作物の生産性と品質を向上させるために、開花期や収量構成要素の改良に加え、低温ストレスへの耐性の強化、さらに収穫物の各種成分の改良を目指しています。また、米の健康機能を向上させる成分とその強化法の研究を進め、主食による健康増進の実現を目指しています。

研究者:環境農学研究部門 植物生産科学分野 植物生産科学系 加藤 清明 教授

キーワード:イネ・アズキ・遺伝子・低温ストレス耐性・収量構成要素・食品成分・健康機能

技術資料

帯広畜産大学

植物の凍結ストレス応答を理解し凍霜害を減らす

温度低下によって植物が傷害を受けるメカニズム・寒さに耐えるメカニズムを明らかにし、凍霜害対策につなげることを目的とします。
植物の凍結抵抗性(耐凍性、耐霜性)の研究を行っています。研究の中で、様々な条件で植物の個体、組織、細胞レベルで凍結抵抗性を評価しています。

研究者:グローバルアグロメディシン研究センター 農畜産学研究部門  春日 純 准教授

キーワード:植物 ・ 耐凍性 ・ 耐霜性

技術資料 技術資料

帯広畜産大学

北海道におけるスペルトコムギを用いた新規コムギ品種の開発

現在のコムギとは異なる独特の味や風味、高い栄養価など を持つと期待されているスペルトコムギを用いて新たなコムギ品種の開発を目指しています。

研究者:環境農学研究部門 植物生産科学分野 植物生産科学系 大西 一光 准教授

キーワード:スペルトコムギ ・ 品種開発 ・ ゲノム育種

技術資料

帯広畜産大学

化学農薬を使わず害虫を撃退!

化学農薬の代替技術を用いた、各種害虫防除技術開発や殺虫メカニズムの理解を深めるための研究を進めています。特に、植物や動物の病原体を運ぶ媒介昆虫(ベクター)を防除することで、病原体の広まりを防ぐ、ベクターコントロールに力を入れています。

研究者:グローバルアグロメディシン研究センター 農畜産学研究部門 相内 大吾 准教授

キーワード:生物的防除、昆虫寄生菌、IPM、農業害虫、衛生害虫、貯穀、害虫、ベクターコントロール

技術資料

帯広畜産大学

持続的な食糧生産を支える土壌の力を引き出す

土壌の機能を引き出して作物の力を最大限に発揮させ、安全かつ高品質な食糧の生産と供給を持続的に実践するための研究を行っています。
大学や研究機関の実験圃場ではなく、「生産者圃場」において現地調査や試料採取を行い、科学的な分析や解析を行うことにより、より実践的な成果を得て、「現場で使える技術を還元する」ことを目指しています。
地域の農協や企業はもちろん、国内外の企業や大学などと共同研究を積極的に行っています。

研究者:グローバルアグロメディシン研究センター 農畜産学研究部門 谷 昌幸 教授

キーワード:土壌肥沃度、土壌診断、土壌改良、施肥技術、スマート施肥、廃棄物利用、堆肥、スラグ

技術資料

帯広畜産大学

作物、樹木、野生植物の診断と防除 〜植物病害診断いたします〜

目的:作物や樹木が病気に負けないようにする。
特徴:植物病原体の変異機構を生態・ゲノムレベルで理解し、それに対抗できる品種の作り方や栽培方法を考える。

研究者:人間科学研究部門 自然科学・体育学分野 中馬 いづみ 准教授

キーワード:植物病害診断、生態、菌類、卵菌、細菌、ウイルス、線虫、農薬、抵抗性品種、ゲノム

技術資料

帯広畜産大学

労働負荷を軽減できる植物の草型を見つける

アズキ栽培における省力機械化栽培体系の確立や作型の多様化を目指して、各種形質の改良に取り組んでいます。特に、草型を制御する遺伝機構を明らかにすることで、大型作業機械に対応し省力的に栽培できるアズキ品種の育成に貢献したいと考えています。

研究者:グローバルアグロメディシン研究センター 農畜産学研究部門 森 正彦 准教授

キーワード:アズキ、省力栽培技術、草型、DNAマーカー選抜

技術資料

帯広畜産大学

ユーラシア大陸の未だ見ぬ乳文化の知恵を日本の商品開発に役立てたい

ユーラシア大陸の牧畜民を主に対象として、彼らの生活のあり方や畜産物(特に乳製品)の加工・利用法について現地調査をしています。

研究者:人間科学研究部門 自然科学・体育学分野 平田 昌弘 教授

キーワード:乳文化 ・ 乳加工 ・ 乳利用 ・ 牧畜民

技術資料

帯広畜産大学

プロバイオティクスおよびプレバイオティクスの健康機構

食品成分と脂質代謝、とくに生活習慣病に深く関与しているコレステロール代謝の改善効果、抗酸化効果、腸内環境改善、解毒作用に関する研究

研究者:生命・食料科学研究部門 福島 道広 教授

キーワード:プロバイオティクス・プレバイオティクス・乳酸菌・ビフィズス菌・レジスタントスターチ・オリゴ糖・食物繊維・ペプチド・ポリフェノール・腸内環境・抗肥満・腸管免疫機能・抗酸化

技術資料

帯広畜産大学

食品や食品成分による生体調節作用

私のこれまでの研究は、農畜産分野において「食品や食品成分による生体調節作用に関する研究」である。食品による生体調節作用とは、消化系、循環系、分泌系、免疫系、神経系などの生体機能、老化、生活習慣病の予防や疾病からの回復、生体の恒常性維持に食品成分が関与しているというものであり、特に消化系および循環系において、食品や食品成分による生体調節作用を明らかにし、その研究成果は食品機能学および栄養生化学に多くの貢献をしている。

研究者:グローバルアグロメディシン研究センター 韓 圭鎬 准教授

キーワード:食物繊維・レジスタントスターチ・エコスマートシステム・ポリフェノール・脂質代謝・腸内発酵

技術資料

量子科学技術研究開発機構

イオンビーム育種で害虫防除に役立つ微生物を開発

イオンビームを糸状菌に照射することで、生物農薬の実用化の場面で必要となる殺菌 剤や高温への耐性を持った変異体を作出することができました。

研究者:量子ビーム科学部門上席研究員大野豊

キーワード:生物農薬 微生物 変異体

技術資料

量子科学技術研究開発機構

放射線を利用した植物栽培促進技術

生物には外界からの刺激に応答する反応系が備わっているものがあります。 電離放射線についても生物は反応する現象があり、エダマメ苗の栽培において特定線量域の放射線照射はマメの生長収穫を促進することを見出しました。

研究者:量子医学・医療部門グループリーダー中島徹夫

キーワード:植物 生長 促進

技術資料

広島大学

麴菌の面期的な培養法 ~麴菌に対する光照射と磁場印加の効果~

●薬品添加や遺伝子操作を行わず,且つ,これまでの培養条件(培地など)を可能な限り変えずに,麹菌の生長とその炭水化物代謝産物の収量やバリエーションを変える新しい培養法を開発する。 ●新しい培養法の開発方針: 既存の設備もしくは安価な備品の追加だけで,高額な設備投資を必要としない。 ●必要な設備備品: 光源は既存の室内光を,磁石は市販の安価な永久磁石を使用する。(コストレスな培養法)

研究者:大学院統合生命科学研究科 准教授 藤原 好恒

キーワード:培養法、麹菌、永久磁石

技術資料

広島大学

善玉菌を使って植物の生産性を高める

環境中には植物の生育を助ける働きを持つ善玉細菌が存在します。善玉細菌には植物の生育を促進させたり、植物の環境ストレス耐性を向上させるものがあります。しかしながら、善玉細菌は植物表面・土壌での定着能が低いために、散布しても定着せずに、その効果が持続しないことがあります。本研究では、善玉細菌の定着能の改良を行い、植物表面・土壌での定着能を向上させることで、植物生育促進効果をより持続的にする技術開発を行います。

研究者:大学院統合生命科学研究科 准教授 上田 晃弘

キーワード:植物生育促進、善玉細菌、定着能

技術資料

広島大学

養分吸収効率を改善する新技術

リン鉱石は枯渇しつつある資源で、肥料価格が高騰中、一方で土壌中には未利用のリンが蓄積 ↓ 植物は未利用のリンを吸収する機能をもつ ↓ 根圏の機能によってリン吸収効率の改善を目指す

研究者:大学院統合生命科学研究科 教授 和崎 淳

キーワード:植物、根分泌能、酵素肥料、リン吸収効率、

技術資料

広島大学

包装食品の未開封・非破壊物性評価

レトルト殺菌装置内に自作の専用電極板を設置し、レトルト殺菌用のパウチやトレーに封入した食材の殺菌中の電気物性の変化を計測した。また、同一殺菌条件(温度、圧力)下で、殺菌途中の一定時間ごとに取り出した食材の硬さを測定し、電気物性変化との関係を検討した。殺菌工程中の試料の硬さと電気物性の関係を調べたところ、硬さの値が小さくなるほど、電気物性の回帰直線の傾きが小さくなる傾向を示し、硬さと傾きとの間に高い相関があることが明らかとなった。

研究者:大学院統合生命科学研究科 教授 羽倉 義雄

キーワード:非破壊検査、パウチ入り食品、電気物性計測、殺菌工程

技術資料

海洋研究開発機構

海洋環境データ、漁労データ共有による漁場予測の高精度化

海洋環境データ、漁労データ共有による漁場予測システムの高精度化(特開2017-012024)

研究者:付加価値情報創生部門 副主任研究員 五十嵐 弘道

キーワード:漁場予測、海洋環境データ、漁労データ

技術資料

海洋研究開発機構

乳化物を10秒で製造できる技術

たったの10秒でナノ乳化できる方法。広い汎用性、広範な産業分野で利用可能(特許第5943455号, 特許第6124485号)

研究者:海洋機能利用部門 センター長 出口 茂

キーワード:乳化、ナノエマルション、超臨界水

技術資料

海洋研究開発機構

熱水噴出孔を模した装置でラジカル重合

フリーラジカラル重合による高分子製造を行っている企業に本技術導入が有効。重合開始剤の研究開発力を持つ企業と共同研究を期待。深海の熱水噴出孔にヒントを得た技術(再表2016/031752)

研究者:海洋機能利用部門 センター長 出口 茂

キーワード:フリーラジカル重合、高分子合成

技術資料

海洋研究開発機構

飲みやすく消臭効果のある腐植物由来フルボ酸水溶液

土壌、海底等に無尽蔵に存在する「腐植物質」から得られた消臭効果のあるフルボ酸水溶液を飲みやすくする(特許第6095110号)

研究者:海洋科学技術戦略部 部長 豊福 高志

キーワード:腐植物質、フミン酸、消臭

技術資料

海洋研究開発機構

乳化安定剤ガティガムの低分子化による高機能化

高機能化した乳化安定剤ガティガムの製造方法 (特開2019-182886)

研究者:海洋機能利用部門 センター長 出口 茂

キーワード:ガティガム、乳化安定剤、低分子化

技術資料

海洋研究開発機構

水とともに乳化が容易な複合微小乳化物の製造方法

水とともに乳化が容易な複合微小乳化物の製造方法 (特許第6596640号)

研究者:海洋機能利用部門 センター長 出口 茂

キーワード:乳化物、エマルジョン、超臨界水、ナノサイズ

技術資料