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国立環境研究所次世代エアロゾルライダを用いた大気エアロゾルモニタリング技術
PM2.5など大気中の微小粒子(エアロゾル)を対象に、その成分や濃度の鉛直分布を計測する次世代エアロゾルライダ(高スペクトル分解ライダ)手法を開発しています。黒色炭素や黄砂など多様なエアロゾルを低コストで長期的にモニタリングするため、マルチモードレーザーと走査型干渉計を用いた特許技術を導入しています。- 研究者
- 地球システム領域 主任研究員 神慶孝/地球システム領域 室長 西澤智明
- キーワード
- 大気エアロゾル、PM2.5、高スペクトル分解ライダ
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国立環境研究所ナノプラスチックの環境リスク研究のための標準粒子の作製
球状ナノスケール粒子を6種の汎用ポリマーについて作製する技術です。界面活性剤等の不純物となりうる物質の添加が不要であり、一般的なプラ製品と同等のポリマー分子量、結晶化度、融点等を持つ粒子の作製が可能です。ナノプラスチックの環境リスク研究における標準粒子としての活用を目指しています。- 研究者
- 資源循環領域 研究員 田中厚資/資源循環領域 主幹研究員 鈴木剛
- キーワード
- ナノプラスチック、標準物質、ナノ粒子、汎用樹脂
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国立環境研究所ヒト脳内神経伝達物質の非侵襲測定法
MRIでは、非侵襲に、脳内で代謝により産生される各種アミノ酸を測定することが出来ます。しかし、従来の方法では、ピークのオーバーラップの問題があり、検出が困難でした。この解決のため、ヒト脳内の興奮性神経伝達物質グルタミン酸と抑制性の神経伝達物質GABA(γ-アミノ酪酸)のピークを検出できる方法を開発しました。グリア細胞(アストロサイト)に多く存在するグルタミンも検出が可能です。- 研究者
- 環境リスク・健康領域 領域長 渡邉英宏
- キーワード
- 1H MRS、ヒト脳、非侵襲、神経伝達物質、グルタミン酸、GABA 、グルタミン
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国立環境研究所高磁場MRIでのヒト頭部画像の不均一分布補正法
MRIでは、非侵襲に、脳内で代謝により産生される各種アミノ酸を測定することが出来ます。しかし、従来の方法では、ピークのオーバーラップの問題があり、検出が困難でした。この解決のため、ヒト脳内の興奮性神経伝達物質グルタミン酸と抑制性の神経伝達物質GABA(γ-アミノ酪酸)のピークを検出できる方法を開発しました。グリア細胞(アストロサイト)に多く存在するグルタミンも検出が可能です。- 研究者
- 環境リスク・健康領域 領域長 渡邉英宏
- キーワード
- 高磁場MR、ヒト脳、高周波磁場、B1+、B1-、不均一性
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国立環境研究所地域の脱炭素計画作りに向けたデータ分析やモデル・ツールによる検討の支援
エネルギーを中心に、脱炭素社会に向けた計画作りのための一連の分析プロセスや手法(モデル・ツール)を開発し、具体的な地域を対象とした適用を進めています。地域から提供されるエネルギーや社会経済のデータ・情報に基づき、脱炭素の観点からエネルギーやCO2排出量に関わる地域の現状や特徴、他地域との比較などの分析・診断や、モデル・ツールの地域との共同開発・共同分析を通じた脱炭素計画の検討支援を行います。- 研究者
- 社会システム領域 主席研究員 芦名秀一
- キーワード
- 地域脱炭素計画、分析モデル・ツール、再生可能エネルギー
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国立環境研究所高磁場MRIでのヒト脳内含水量分布測定法
高磁場MRIを用いて、非侵襲にヒト脳内の含水量分布を測定する方法を開発しました。高磁場MRIでは、高周波磁場(B1)の不均一性のため、外部標準の利用が出来ません。これを解決して、ヒト脳内の含水量を定量化し、イメージングする方法です。- 研究者
- 環境リスク・健康領域 領域長 渡邉英宏
- キーワード
- 高磁場MRI、ヒト脳、含水量、高周波磁場、B1+、 B1-、不均一性
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国立環境研究所個⼈のカーボンフットプリントを可視化し脱炭素ライフスタイルの選択肢を提案するプラットフォーム
移動・住居・食・モノとサービスに関する簡単な設問への回答から個人のカーボンフットプリント(消費ベース温室効果ガス排出量)を算出し、脱炭素アクションの選択肢をカーボンフットプリントの削減量とともに提案します。本データセットとソースコードは営利目的での利用も含めて許諾される「MITライセンス」により公開しており、事業者・自治体などのさまざまなステークホルダーによる脱炭素に向けた行動変容の仕組みづくりを支援します。- 研究者
- 資源循環領域 研究員 小出瑠/資源循環領域 准特別研究員 畑奬
- キーワード
- 脱炭素型ライフスタイル、カーボンフットプリント、⾏動変容
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国立環境研究所定点撮影による生態系モニタリング技術
時々刻々と変化する生態系の観測は多くの労力と危険が伴い、人的な観測では範囲や頻度も限られてしまいます。そこで効率的な生態系の観測を可能とするため、市販品のカメラやビデオなどを活用した無人観測システムと解析手法を開発しています。- 研究者
- 生物多様性領域 室長 小熊宏之
- キーワード
- 気候変動、フェノロジー、自動撮影、深層学習、無人観測、分光特性
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国立環境研究所とりトレ:鳥の鳴き声を効率よく覚えるためのクイズ形式オンライン学習ツール
楽しみながら鳥の鳴き声を覚えることができるクイズ形式のオンライン学習ツールを開発しています。ユーザーの習熟度に応じて出題パターンを適応的に調整するアルゴリズムにより、効率的な学習をサポートします。- 研究者
- 生物多様性領域 福島地域協働研究拠点 主任研究員 深澤圭太 主任研究員 吉岡明良
- キーワード
- 市⺠科学(シチズンサイエンス) 、シリアスゲーム、オンライントレーニング、⿃類⾳声種判別、クイズ形式トレーニング、eラーニング
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国立環境研究所安価で省力的な光センサーを応用した飛翔生物の自動撮影モニタリング技術
安価で省電力な電子部品等を用いて、棒にとまる性質のある飛翔生物を自動撮影する装置の開発・応用に関する研究を行っています。赤トンボ類などを例に、省力的、非破壊的な生物調査手法の発展を目指しています。- 研究者
- 福島地域協働研究拠点 主任研究員 吉岡明良
- キーワード
- 生き物調査、自動撮影、カメラトラップ、無人観測、非破壊モニタリング
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国立環境研究所土壌中の有害物質の由来を判別する新手法-反復還元抽出法-
土壌中のヒ素などの有害物質の由来は、自然的原因によるもの(自然由来)と、人為的な汚染によるもの(人為由来)があり、土壌汚染対策法では取り扱いが異なるため、正しく判別する必要があります。そこで、わずか数グラムの土壌のみで、還元処理と酸化処理後に再度還元処理を行うことで、有害物質の由来を判別する新手法を考案しました。- 研究者
- 資源循環領域 室長 肴倉宏史/資源循環領域 客員研究員 上島雅人
- キーワード
- 自然由来、人為由来、未酸化粒子、抽出試験、基準元素
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国立環境研究所生態系を活かした気候変動適応と生態系の機能評価
気候変動に適応するため、生態系の機能を活かした適応策(EbA)に着目が高まっています。国立環境研究所では、気候変動適応にも寄与する生態系の機能評価の研究を進めています。気候・気象条件の不確実性が増す将来に向け、社会・金融技術 × 生態工学技術によるEbA推進策を目指して私たちと協働してみませんか。- 研究者
- 気候変動適応センター 室長 西廣淳
- キーワード
- Nbs、EbA、グリーンインフラ、適応、サンゴ礁、里山、生物多様性













