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国立環境研究所ナノプラスチックの環境リスク研究のための標準粒子の作製
球状ナノスケール粒子を6種の汎用ポリマーについて作製する技術です。界面活性剤等の不純物となりうる物質の添加が不要であり、一般的なプラ製品と同等のポリマー分子量、結晶化度、融点等を持つ粒子の作製が可能です。ナノプラスチックの環境リスク研究における標準粒子としての活用を目指しています。- 研究者
- 資源循環領域 研究員 田中厚資/資源循環領域 主幹研究員 鈴木剛
- キーワード
- ナノプラスチック、標準物質、ナノ粒子、汎用樹脂
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国立環境研究所次世代エアロゾルライダを用いた大気エアロゾルモニタリング技術
PM2.5など大気中の微小粒子(エアロゾル)を対象に、その成分や濃度の鉛直分布を計測する次世代エアロゾルライダ(高スペクトル分解ライダ)手法を開発しています。黒色炭素や黄砂など多様なエアロゾルを低コストで長期的にモニタリングするため、マルチモードレーザーと走査型干渉計を用いた特許技術を導入しています。- 研究者
- 地球システム領域 主任研究員 神慶孝/地球システム領域 室長 西澤智明
- キーワード
- 大気エアロゾル、PM2.5、高スペクトル分解ライダ
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国立環境研究所バイオガス施設における環境汚染物質の挙動予測モデル
バイオガス化技術を使って、発生するガスを使った発電等のエネルギー利用だけでなく、残渣の固形分や液分の農地還元や資材化まで行う有機性廃棄物のリサイクルの取組が進んでいます。原料となる廃棄物には様々な異物に由来する環境汚染物質が含有され、残渣にも残留することを確認しています。健全なリサイクルを担保するため、実験や調査に基づきそういった汚染物質の施設内における挙動モデルを作成し、プロセスの適正制御による汚染リスクの低減を目指しています。- 研究者
- 資源循環領域 副領域長 倉持秀敏/資源循環領域 主幹研究員 小林拓朗
- キーワード
- バイオガスプラント、環境汚染物質、モデル、リサイクル
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国立環境研究所生態系を活かした気候変動適応と生態系の機能評価
気候変動に適応するため、生態系の機能を活かした適応策(EbA)に着目が高まっています。国立環境研究所では、気候変動適応にも寄与する生態系の機能評価の研究を進めています。気候・気象条件の不確実性が増す将来に向け、社会・金融技術 × 生態工学技術によるEbA推進策を目指して私たちと協働してみませんか。- 研究者
- 気候変動適応センター 室長 西廣淳
- キーワード
- Nbs、EbA、グリーンインフラ、適応、サンゴ礁、里山、生物多様性
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山口大学植物微生物燃料電池
グリーンで安全な持続可能エネルギー源の探索は世界中で喫緊の課題です。微生物燃料 電池(MFC)の使用は、細菌の活動を通じてグリーンエネルギーを得る主要な方法の1つと して知られています。微生物燃料電池は、微生物の代謝活動によって緑色の電気を生成で きる生化学的プロセスです。このプロセスでは、細菌が有機物の分解中に電子を放出し、 外部回路が電子を捕らえて電気を生成します。この現象を応用し、生きている植物が発生 させる有機物を用い、微生物燃料電池を通じて生物電気を得ることを植物微生物燃料電池 (PMFC)と呼びます。本研究では、高効率で使いやすいPMFCの開発を行っています。- 研究者
- 工学部 アジズル モクスド 准教授
- キーワード
- 植物微生物燃料電池、グリーンエネルギー
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東京都立大学表面処理剤
有機系の樹脂材料に対する表面処理剤 ポリエチレングリコールを含む界面活性剤様化合物に注目し、 疎水部としてステロイド基を有し、親水部としてポリエチレングリコール を含む化合物が、タンパク質吸着抑制効果を示すことを見いだした- 研究者
- 都市環境学部准教授教授朝山 章一郎 川上 浩良
- キーワード
- バイオマテリアル(生体機能材料)、ドラッグデリバリーシステム(DDS)、医用高分子、遺伝子、生理活性Zn2+、バイオ医薬品、生体適合性
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量子科学技術研究開発機構放射線を利用した植物栽培促進技術
生物には外界からの刺激に応答する反応系が備わっているものがあります。 電離放射線についても生物は反応する現象があり、エダマメ苗の栽培において特定線量域の放射線照射はマメの生長収穫を促進することを見出しました。- 研究者
- 量子医学・医療部門グループリーダー中島徹夫
- キーワード
- 植物 生長 促進
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量子科学技術研究開発機構イオンビーム育種で害虫防除に役立つ微生物を開発
イオンビームを糸状菌に照射することで、生物農薬の実用化の場面で必要となる殺菌 剤や高温への耐性を持った変異体を作出することができました。- 研究者
- 量子ビーム科学部門上席研究員大野豊
- キーワード
- 生物農薬 微生物 変異体
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千葉大学リアルタイム ストロンチウム90測定技術
高速荷電粒子のみに反応しγ線や低エネルギーβ線には反応しないチェレンコフ効果を応用した新しい90Sr測定法を開発した。現在のJIS規格測定法では2〜4週間の測定時間を要するが、この新測定技術によって小型・軽量でポータブルなリアルタイム(10分〜1時間)ストロンチウム90測定器を実現できる。- 研究者
- 大学院理学研究科 河合 秀幸 准教授
- キーワード
- ストロンチウム90、測定、放射線
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千葉大学トマト緑熟果の追熟による、安定的なトマト生産方法
トマトが青いうちでも赤くなる前に熟した時期(緑熟)があり、このとき摘果し、冷蔵庫で保存し、出荷直前に加温して赤くする(追熟)と、見た目も味も栄養もほぼ変わらない赤いトマトになる。出荷調整可能。- 研究者
- 大学院園芸学研究科 淨閑 正史 准教授
- キーワード
- トマト、緑、熟果、追熟、出荷調整
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国立環境研究所地球環境データベース
地球環境データベースでは、温室効果ガスの観測値をはじめとする多様な地球環境データを公開しています。フォーマットが統一されたデジタルデータを直接ダウンロードできるほか、ダウンロードしなくてもデータの中身を確認できるクイックプロットツール等の解析ツールもご利用になれます。観測中のデータをほぼリアルタイムで見ることができる速報値メニューもあります。- 研究者
- 地球システム領域 室長 白井知子
- キーワード
- 地球環境研究、データ基盤、データベース、DOI 、オープンサイエンス
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国立環境研究所大気汚染物質排出インベントリとデータ変換用ツールの構築
⼤気質シミュレーションにより、大気汚染のメカニズムを解明したり、対策による改善効果を予測したりすることが可能になります。シミュレーションを実行するために不可欠な、大気汚染物質の排出インベントリ(あらゆる発生源からの排出量を収録したデータベース)とデータ変換用ツールを構築し、一般に公開しています。- 研究者
- 地域環境保全領域 主幹研究員 茶谷聡
- キーワード
- 大気汚染、排出インベントリ、大気質シミュレーション













